[桃のお茶]カフェインレスな上にアイスでもホットでもうまいお茶「ルピシア ピーチメルバ」
前回のジャルダンソバージュがなかなかイイ感じだったので、今度はルピシアのピーチメルバを買ってみました。
私はフルーツが大好きですが、突発的に食べたくなった時に限って売ってないことが多々あります。
お盆期間中なんかは桃が山のように売ってましたが、過ぎたら全て撤去されておりました。
悲しい。
しかしそんな時、お湯もしくは水があれば桃を味わうことができる!なんてことになれば素晴らしいのではないでしょうか。
ということで、今回は「ピーチメルバ」でございます。
ピーチ・桃といえば、過去にルピシアの白桃を飲んだこともありますが、どうにも紅茶の味と相容れないように私は感じました。
すごい人気らしいんですけどねー…。
しかしこちらはルイボスティー。
ということはカフェインレスなので風呂上がりとか、寝る前に飲んでもOK。
最近はこの便利さをしみじみと感じます…。
さて、苦みのないルイボスだとピーチはどんな感じになるんでしょうか?
ピーチメルバは桃だけでなくスイーツなので甘い香りが増々
「なんだかうまそうな名前だな」と思って買ったはいいものの、私自身ピーチメルバとは何か?を知りませんでした。
届くまでの間に調べてみると、どうやらアイスクリームとシロップ漬けの桃が入ったデザートの模様。
オーストラリアの歌手ネリー・メルバが、ロンドンのコヴェント・ガーデンで、オペラ「ローエングリン」を演じた時に、ホテルの料理長をしていたエスコフィエを、公演に招待した。その返礼としてエスコフィエはメルバに、ローエングリンにちなんだ趣向を凝らした特別製のデザートを供した。このデザートをメルバが気に入り名前を尋ねたところ、エスコフィエが「ピーチ・メルバと呼ばせて頂ければ光栄です」と答えたとされることが名前の由来とされている。
ピーチ・メルバには上記のようなアレンジされたレシピが多数存在するが、エスコフィエはピーチ・メルバは桃を使った繊細なデザートであり、完熟した桃とバニラ・アイスクリーム、砂糖入りの木苺のピュレだけから作られるものだとしている。
この説明を見ると、本物を食べたことがある人からしたら「このルイボスはピーチメルバとは全然違うよ!」となってしまいそうですが…。
まあ、幸いにも(?)私はデザートのピーチメルバをいただいたことがないので、ルイボスティーにうまいピーチの香りをつけたお茶として味わおうと思います。
単純にレモンそのものをかじるよりもレモンケーキの方が好き、みたいな感じで。
そして、ルピシアのピーチメルバの紹介がこちら。
ピーチとクリームの香りが、カフェインを含まないルイボスの甘みを引き立てます。ミルクも合う優しい飲み口を、デザート感覚でお楽しみください。
ピーチメルバとはバニラアイスクリームにコンポートしたピーチを添え、ラズベリーソースをかけたデザートのこと。濃厚なバニラと優しいピーチが魅惑的に香るルイボスティーです。
ピーチメルバの名前は、近代フランス料理の父とよばれる偉大なシェフ、オーギュスト・エスコフィエが、オーストラリア出身の伝説的ソプラノ歌手、ネリー・メルバのために考案したという逸話に由来するといわれています。
これは誰かに話したくなる内容ですね。
ちなみに茶葉はこんな感じ。
概要はこのくらいにいたしまして。
ルイボスティーをいれたはずなのに紅茶が出来てしまった怪
結論から申しますと、「ピーチの香りが結構する紅茶」という感じです。
いれ方としては
を試してみました。
このうちアリだと感じられたのは1と4。
味(香り)は桃缶やネクターみたいな感じをイメージしてもらえれば○かと。
ただ、あちらは糖分ですが、こちらは香りがよい分満足度や濃厚さは上な印象。
(後述しますが、1と4のやり方でほとんど味に変化がない、というなかなか不思議な出来に)
ぬるめの湯やエビアンを使った方がよい、という点は他のルイボスティーと同じ扱いでよさそうですね。
水出しが3時間くらいからいい感じになってきて、6時間以降はほぼ味の変化がなくなった点も同じく。
が、ピーチメルバのポイントとして、ルイボスティーではあるものの若干の渋み?とまではいきませんが、それっぽいものが感じられました。
なんだか「ルイボスティーというより紅茶」という感じ。
苦みの少ないルイボスなら或いは?と思っていたので予想外でした。
とはいえ、私が推奨している「エビアン:軟水=3:7の熱湯でいれた紅茶」くらいの僅かな渋みといいますか。
人によっては全然気にならないほどかと。
つまり、「苦い!ってほどではないけど紅茶っぽいなぁ」という感じで、ピーチフレーバーの紅茶と言われれば違和感なくおいしいんじゃないかと思います。
香りや味は良好ですので。
ピーチって結構繊細なのかもしれませんね…。
総評:安定したピーチフレーバー紅茶といえそう
他のフレーバールイボスティーを飲んだことがあるかどうか?も影響するかもしれませんが、総評としては「熱湯でも水出しでもそれなりに香りのするピーチフレーバー紅茶」という感じでしょうか。
このルイボスティーのポイントとしては2つ。
1.紅茶の白桃よりもまとまった味
まあ、紅茶っぽいというか、ルピシアの白桃が意外と飲みづらかったので、このピーチメルバが丁度いいように思います。
ピーチメルバを白桃とした方がしっくりくる人も多いのでは?という感じ。
まあ、ほんのり苦みがあるような気もする…と書いてますが、ルイボスベースだから自分が少々驚いただけであります。
紅茶の白桃と比べたらあってないようなくらいで、普通に桃のフレーバー紅茶として通用します。
…しかし、なんでしょうか。
ルイボスティーで苦みを感じたことはあんまりないですが、桃やバニラの香りが芳しすぎて苦みがあるように感じてしまうとか…?
分かりませんが…。
2.同じ味でアイスにもホットにもできる
先程書いた通りですが、1と4のやり方で結構似たような味になりました。
1と4というのは「3:7のぬるめ」と「エビアンの水出し」ですね。
温度は違うので全く同じ味!ではないと思いますが、味の系統はそんなに変わりませんでした。
これは人によっては結構朗報かと。
というのも、過去に「水出しは確かにおいしいんですけど、寒い日は温かいのが飲みたいんですが…」という話を何度かされたことがありまして。
これは結局いれ方では解決できなかったんですが、今回のピーチメルバのようにアイスでもホットでも似たような味になるルイボスを使えば実現できそうだなー、と。
今後はそういったお茶も探してみようかと思います。
ピーチ系が好きならぜひお試しあれ。
ちなみに当然ですが、アイス(水出し)を鍋で温めると普通に香りが飛んでしまうので注意。
といった感じでした。
まとめ
- ピーチメルバはルイボスティーベースだが、味の系統はどちらかというと紅茶っぽい
- フレーバー紅茶の白桃よりもかなりおすすめ。しかもカフェインレス
- アイスとホットで劇的に味が変わらないので暑くても寒くても通年楽しめる
ピーチメルバのアイスティーは、
- 抽出時間は冷蔵庫で3〜6時間
- 好みもあるのでエビアン:水道水=1:1とかをやってみてもいいかも
ピーチメルバのホットティーは
- エビアン:軟水=3:7の熱湯で、茶葉3gにつき熱湯150ml
- 抽出時間は5〜7分。7分以上置いても濃くはならない
といった感じでしょうか。
新たなピーチ系紅茶の定番となりそうなルイボスティーでした。
桃そのものをかじった方がいいのは言うまでもないですが、いつでも桃を味わえますし、私みたいにいたずらに砂糖を取りたくない人間にとっては至宝。
シロップ漬けとか清涼飲料水を卒業したい方にもおすすめです。
それでは。