「お弁当に合う紅茶」ミルクティー用ブレンドこそ実はストレートティーにして飲むべきだぞ!
今週のお題「お弁当」
久々に投稿するのでたまにはお題に乗っかってみようかな…。
当ブログは紅茶やお茶が主なテーマになっておりますが、今回は何かといいますと「食事(お弁当)に合う紅茶」です。
(もしかしたらお題から乖離しているかもしれませんが…。)
どうでしょう、「紅茶」と言うとどうしても「甘いものとセット」という認識がある方も結構おられるのではないでしょうか。
おられるというか、結構多い…?
しかし、実はいれ方や茶葉によって塩気に合う紅茶にすることも可能だったりします。
考えてみれば、午後の紅茶の無糖が結構好評なようなので、「紅茶も種類によっては塩気が合いそうだよね」という方もいるとは思いますが、今回はそんな紅茶を家で作るにはどの茶葉・ティーバッグを買えばいいの?というお話を。
ミルクティー用の茶葉はミルクティーにしない方がいい場合もあったり
さっそくその茶葉はなんなのか?といいますと、項目にもある通りですが
「ミルクティー・ロイヤルミルクティー用ブレンド」
です。
です…というか、そういうカテゴリで売られている商品ですね。
なので、アッサム単体とかも一応入ります。
どういうことか簡単に説明しますと
1.なにしろ味が濃い
紅茶にとって特に大事なのが味の濃さでありましょう。
もちろんここでいう味の濃さは「苦み・渋み」ではなく「甘さ(厳密にいえば甘い!と感じさせるナニカ?)」のこと。
まあ、お弁当に合う紅茶は多分苦い紅茶ではないですからね。
で、なぜミルクティー用ブレンドかといいますと、ミルクを入れてもわりとしっかり味がする紅茶だからです。
どうも単一のダージリンやディンブラをミルクティーにしても「苦みは薄まったから飲みやすくはなったが、紅茶の味も薄くなったからおいしくはないかな…」というのが困ったところ。
しかし、後ほどいれ方は紹介しますが、ミルクティー用ブレンドは渋みに負けないくらい色んな味が出ているので、渋みだけをおさえてやれば結構いい塩梅の紅茶に。
簡単にいえば、渋みが出ないようにちょっと薄くしても、それでもなお他の紅茶より濃くて甘いということですね。
いや、専門家じゃないのではっきり言えないですが、それでもミルクティー用ブレンドを甘く感じるのは確かであります。
2.たくさん入っていて安い
たくさん飲むという点で考えれば「安い」というのはとてもありがたいところ。
紅茶はおいしくないから安い物もあると思いますが、ミルクティー用ブレンドが安いのは原料のアッサムやディンブラなどが非常に安価だからでありましょう。
渋みを抑えればコスパが非常によい茶葉であることが広く知れ渡れば、もうちょい値段が上がったりするんですかねー。
また、ふつうにアッサムやディンブラの大袋を買ってきて自前で混ぜるよりも(何故か)おいしくなるケースが多いので、買ってきてそのまま使えるのも◯。
もっともこれはブレンドというかメーカーによるかもしれませんが。
紅茶(特にアッサムは味が濃い=それだけ栄養成分が濃いとかなんとか)自体はおいしいだけでなく健康にもいいので毎日飲むだけのメリットはありますし、気軽に試せる・継続できるのは本当にすばらしいですね。
とまあ、人によってはまだまだ注目すべき点はあるかと思いますが、誰にとっても有用な点を挙げるとすればこの2つでしょうか。
お次はいれ方を。
ミルクティー用ブレンドは「水出し」「短時間」が最高
まずいれ方としては、「渋みを抑える」というワードが何度か登場した通り水出しの紅茶にします。
で、ここで注目すべきなのが「時間」と「温度」(と水の硬度)です。
どういうことかといいますと、私は普段は冷蔵庫での水出し紅茶をおすすめしているのですが、「ミルクティー用ブレンドに限っては常温がおすすめ」です。
常温というのも地域や気候によって違いますが、掃除機をかけたり床を磨いたりしたら半袖になりたくなるくらい?
つまり、15〜20℃くらいですかね。
ちなみに常温がいい理由は自分でもよく分からないんですが、冷蔵庫だとあんまりミルクティー用ブレンドの甘さが分からないというか、そこまでおいしくなりませんでした。
謎。
ただ、1つそれっぽい理由を挙げるとすれば、「ガッテン!」のレモンの回で「レモンらしさを決める第3の要素は苦み」とやっていたので、そんな感じなのかな?と。
つまり、ミルクティー用ブレンドは多少の苦みがあった方が味に深みが出るのかなと。
アルギニンとか一部の成分は苦みと甘みを兼ねているようですし。
しかしレモンの回は驚きましたねー。
苦みも必要なんですね。
それはいいんですが、この水出し紅茶に所要する時間は具体的に言うと6時間程度がおすすめ。
「水出し紅茶の常温は菌がヤバいんじゃ…」といった話をしたこともありますが、茶自体の殺菌作用もありますし、6時間ならば特に問題はなさそう。
もう少し濃いめが好きな方は茶葉を増やすか、様子を見ながら10時間くらいは置いてもいいかもしれませんね。
また、水の硬度なんですが、大抵甘い紅茶やうまみが濃いように感じられる紅茶を作る際はエビアンを混ぜる必要がありますが、今回は必要ナシ。
水道水で十分。
むしろ水道水でないとうまいバランスにならないことも。
それもこのミルクティー用ブレンドの手軽さに一役買っております。
まあ、寝る直前にセットして、そのまま朝起きて飲むとか水筒に入れ替えるとか。
では、お弁当(塩気)に合う茶葉のおすすめといれ方は?
「ミルクティーにおすすめの紅茶はミルクティー用ブレンドではなくイングリッシュブレックファースト」という話は何度か書いていたので、今回のこの水出し紅茶におすすめのミルクティーブレンドを。
2つあります。
キャピタル 特選ロイヤルミルクティー
こちらは200g入りで700円しないという安さが非常に魅力的であります。
そして安いだけではなく甘い紅茶が作れます。
甘さの系統はそうですねぇ…。
抹茶アイスや抹茶飲料のような、「やや苦みのある抹茶+砂糖」系の甘さでしょうか。
結構抹茶感が残ってるやつみたいな。
分かりにくくてすいません…。
つまりは、ここまで茶の味が活きながら甘みのある紅茶は砂糖やミルクを入れても作れないのでおすすめ、ということであります。
注意点としましては、茶葉が細かいせいか思ったより濃く出るので、上記の200mlに3gは、人によっては飲みにくいかもしれません。
なので、300mlに3gなど、ちょっと薄めから始めてみるのも◯(私の母はこのくらいの濃さが丁度よかったそうな)。
まあ、そうするとコスパがいいどころの話ではなくなってしまいますが(笑)
いれ方は
- 水道水100%の水出しで、茶葉3g(大さじスプーンすり切り1杯)につき180〜200ml程度
- 抽出時間は常温で大体6時間〜10時間
という感じ。
SAARA アッサム
2つ目はコチラ。
贈答用というか、ブルックスさんのコーヒーは結構前から飲んでいたんですが、紅茶があることを最近知りました。
アッサムが大好きな私としては「ミルクティーならいいかもしれないが、この値段だとストレートはどうかなー?」と思っていた矢先に、知り合いからこのアッサムをもらいました。
普通においしかったです。
味の方もキャピタルさんのロイヤルミルクティーと似た雰囲気でありました。
が、そのまま熱湯でいれている人にとっては割高に感じられるかもしれませんね…。
やっぱりアッサム系は熱湯NGですよ。
また、SAARAの素晴らしい点はティーバッグであることです。
なぜかといいますと、まずCTCは底にめっちゃ沈むので、ポットの形や状況によってはうまくいかないことが多々あるからです。
下だけ色が濃くて上がほぼ無色とか…。
が、ティーバッグは吊るしておけるので下に溜まる心配はありません。
どうも上から下に味が出ていく模様。
また別の理由としては、ティーバッグは水筒やペットボトルにセットしておくことが可能で、持ち運びにはもちろんポットから移す手間もかからないため。
忙しい朝ではなく、寝る前にセットしておけるのがすばらしい。
そのため、カップさえあれば新たに茶道具を買い足さなくてもよく、「おいしい茶は飲みたいけど、いろいろ揃えないとダメなんでしょう?」という方にもおすすめ。
うーん、便利。
コチラのアッサムは
- 水道水100%の水出しで、ティーバッグ1個につき150ml程度(キャピタルよりやや薄めに出るため)
- 抽出時間は常温で大体6時間〜
です。
まとめ
どちらもさほど高くはないのでお好みでよいと思いますが、両者の特徴を超簡単に言うと
- キャピタル ロイヤルミルクティー:コスパの鬼!
- SAARA アッサム:めっちゃ便利!
でしょうか。
「既に道具を一式持っている」
「朝はそんなに忙しくない」
「茶を移し替えるのを面倒だと思ったことはあまりないかな」
なんて方はキャピタルを。
逆に
「ポットとか茶漉しは持ってない」
「持ってたとしてもちょっと毎日用意するのは面倒くさいかなぁ」
「でも、味が薄いとかお茶の味がしないのはイヤ」
なんて方はSAARAがいいかもしれません。
まあ、正直なところ味は結構似たような感じなので、ご自身のスタイルに合った物を選択していただくのがよさそうです。
ということでした。
今日の結論をまとめますと
- いれ方は、茶葉の形状とかブレンドにもよるが、基本的には「水道水100%」「大体180〜200mlくらいの水に対して、大さじスプーンすり切り1杯の茶葉かティーバッグ1個」「抽出時間は6時間くらい」がおすすめ
- ミルクティーはイングリッシュブレックファーストで作ってね
という感じでした。
参考にしていただければ。
それでは。