150円から始められる初心者向け紅茶 「ヘラディブ イングリッシュブレックファースト」
今回登場する紅茶
・ヘラディブ イングリッシュブレックファースト
紅茶をある程度は吟味したいけど、どこから手をつけていいか分からない問題
みなさんは「紅茶を飲みたいんだけど、そんなに高い物とかいい物じゃなくていい(かと言って、何でもいいわけじゃない)」みたいに思うことってありませんか?
お菓子にはやっぱり紅茶が合いますし、知り合いが遊びに来る等で「普段は飲まないけど、たまには紅茶を飲んでみようかな」と思うことって、おそらく誰しも一度はあるかと思います。
また、来客など何らかの理由で紅茶をお出しすることもあるはずです。
買ったはいいものの、余ってもそんなに毎回甘いお菓子を食べるわけではないし(健康にもよくないですし)、「次の来客はいつになるか分からないから、そのためだけに買うのも…」と、消費できないことを想定して買うのをためらってしまいませんか?
100P250円の紅茶とか。
まあ、あれくらい安かったらまだしも、そこそこの値段がすると「微妙だったらどう使おう?」と気になりますよね。
他にも、どうせ紅茶を出すんなら「相手に興味を持ってもらえたらいいな」とか「ただ飲んで終わりではなく、少なくとも話のタネにできそうな物はお出ししたいな」と思って買い直す方もいるかもしれません。
しかし、その後は棚の奥が定位置になってしまって結構もったいなかったり…。
ありませんか?
まぁ、こうしていろいろなお悩みがあるかと思うんですが、それをほぼ全て解決してくれるであろう素晴らしい紅茶を紹介したいと思います。
それが「ヘラディブ イングリッシュブレックファースト」であります。
簡単に言いますと
- おいしい:普段使い用にできるくらいの味であるため、これだけあれば十分。たくさんストックしておけば急な来客にも対応可
- 安い:25P入り150円、100P入り550円
- 幅広い用途がある:ストレート、水出し、ミルクティーと全てのいれ方に適性があるため、これだけで用が済む
など。
つまり、普通に思いつく範囲で起こりそうな悩みに広く解決策を授けてくれそうな紅茶、といえるのであります。
だから入門・初心者によろしいわけですね。
なんというか、「入門」「初心者」と書くとこちらが変に上から目線になっているようで若干気になる表現ではありますが、そういう意図はなく、「あんまり詳しくない人にもおすすめ」程度の意味です。
「ある程度は吟味したいけど、どこから手をつけていいか分からない」という人にも。
ちなみに来客うんぬんの話は違いますが、実は上記の悩みは私が「コーヒー」「緑茶」を飲んでいる時に感じたことであります。
コーヒーのポリフェノールなどは肝臓や脳にいいそうなので結構な頻度で飲んでいるんですが、200g1500円の物と200g500円の物の違いがよく分からなかったり。
まあ、紅茶も似たような面はありますが…。
緑茶も紅茶よりかなり栄養が多いそうなんですが、どうもあの甘みが苦手なもので…。
そんな感じで「(何らかの理由で)紅茶が飲む必要があるが、下手なのは選びたくない」という方にもきっと応えてくれましょう。
これを飲むうちに他の紅茶に興味を持つ方もいると思うので、ぜひお付き合いくださいませ。
100%pure seylonを選ぶとあまり渋くないかも
ヘラディブというのはあまり聞き慣れない会社かと思われますが
Heladivはスリランカに拠点を置く茶会社です。同社はHVA Lanka Exports Pvt。として1990年に操業を開始しました。オランダに本拠を置く農業開発会社、ハンスヴィーリングアムステルダムの関連会社。 1993年に同社は100%スリランカの所有権に戻りました。
とのこと。
まあ、紅茶系のメーカーは世界中にたくさんありますからね…。
で、今回紹介するイングリッシュブレックファーストという商品は単一の茶葉ではなく、アッサムやセイロン、ケニアなどいろいろブレンドされたものであります。
なんですが、このヘラディブは茶葉が「100%pure seylon」とありまして、アッサムやケニアが入っていません。
これが渋みの少なさに貢献しているのだと思われますね。
アッサムやケニアを入れるとたしかに味が濃くなるんですが、これは紅茶の味が濃くなるわけではなく、渋みが強くなるので「(ミルクや砂糖に負けないような)存在感が増す」といいますか。
紅茶があまり好まれていない理由はここにある気がしますね。
多分ですけど、ミルクとか砂糖を入れて飲むことを想定して作られているフシがあるので…。
まあ、ミルクティーとか砂糖を入れて飲む人はいいと思うんですが、普通の紅茶を味わってみたい方は「セイロン多め」「アッサムやケニアが多い物は渋い」と覚えておいてもらえれば。
ちなみにこれは勝手な考察ですけど、この「イングリッシュブレックファースト(朝食)」というのが意外と大事でして、このブレンドを発明した方々もいろいろと思うところがあるのか、イングリッシュブレックファーストと名がつく紅茶はそんなに渋くないものが多いです。
イギリスは硬水だから日本より抽出時間が長い!なんて話もありますが、やっぱり5分程度ではそこまで渋くはならないですね。
で、イングリッシュブレックファーストが渋くない理由としては、海外で主食のパンは塩気の効いた素朴な物が多いからかな?と。
どういうことかといいますと、私もたまにドイツパン(いいお店があるんですよ)と一緒に紅茶を飲みますが、苦い紅茶は薄くしてもパンとはやっぱり合わないんですよ。
塩味、苦味、草のような香り…となると全部近い味というか、かなりしつこいというか。
そもそも飲まないか、水の方が絶対にいい思うくらいであります。
みなさんも経験したことはあるかと思います。
「あ〜紅茶飲みたいな」と思うのって、大体甘い物を食べている時じゃないですか?
サラダとかカップラーメンを食べてて紅茶を飲みたくなる、ってなかなかないことですよね。
大体甘い物じゃないですか。
つまり、飯用と間食用では飲むべき紅茶の種類が違うのではないかと思うんですよ。
塩味や肉等には甘みを足し、甘いお菓子やおやつはほどよい渋みでセーブしてくれる、みたいに用途によって使い分けると。
そして、その渋みが求められていないタイミングで飲まれている(と思われる)紅茶がイングリッシュブレックファーストなんじゃない?ということですね。
甘い物だけでなく普通のごはんにも十分合うので「飲む機会が多い」というか「飲むのに適したタイミングが非常に多い」ということが言えましょう。
これが普段使いにかなりおすすめな理由ですね。
150円なのに1人(茶?)4役こなせてしまう万能さがよい
「イングリッシュブレックファーストとはいいつつも100%セイロンだったらセイロンティーじゃね?」と言いたくなるヘラディブですが、148円という低価格なのにいろいろな用途に使うことができます。
それは
など。
もちろん特化運用したお茶に敵わない部分はありますけど、安さを加味すると優劣は付けにくい感じはします。
では、それぞれのいれ方を見ていきますと
- 普通の熱湯の紅茶:袋の通り、沸騰させた水道水220mlにつきティーバッグ1包、抽出時間は5分
最もオーソドックスないれ方でありますが、このいれ方でおいしい紅茶がほとんどない、という点が紅茶を味わうのを難しくしているところ。
でも、ヘラディブはこれで十分においしいです。
強いて言えば、1リットルに4包だと薄いので、私みたいに計るのが面倒な人はお湯を入れすぎないように注意して!ってなもんですかね。
ちなみに、業務スーパーに売っている100P入りセイロンティー(スリランカのマークとか白字が付いている赤い箱とか)もなかなか侮れない紅茶がたまにありまして、ヘラディブはそれがいつでも安定して手に入るようなものですね。
一度無くなると見たことがないパッケージの100P入りが再入荷したりしていますが、5回に1回くらいは悪くないものがあったり…。
ただ、「セイロンティー」名義はおいしいんですが「ディンブラ」「ウバ」みたいに単一の茶葉だとあんまりおいしくないので、買うならセイロンがおすすめ。
「甘さや香り成分は共通しているけど渋み成分はまた違うから、ブレンドするとなぜか甘くなって渋くなくなる」とかなんですかね?
いや不思議。
- 水出し紅茶:熱湯と同じ分量で220mlにつきティーバッグ1包、抽出時間は常温でまずは3時間程度
こちらは水出し紅茶でおいしい紅茶群(私が紹介している者たち)と比べるとやはり物足りないのは事実ですが、148円であることと紅茶としての味は結構出ることを踏まえれば十分かと。
これが活きてくるタイミングは
「そこそこの味がする紅茶を飲みたいが、水出し紅茶のように48時間も待てない」
「ぬるめの紅茶がよいが、熱湯でいれた紅茶をたくさんの氷で冷ますのは面倒くさい」
「でも、3時間くらいなら家事とか料理、プラモなんかを作れば待てるぞ」
みたいな状況ですね。
私は麦茶や緑茶を常備していないので、水以外が飲みたくなったらこれを作っています。
たまにこういうのを飲むとおいしい紅茶のありがたみも思い出せて、まさに一石二鳥であります。
- ミルクティーは茶葉2倍紅茶:ミルク=2:1かふつうの濃さの紅茶:ミルク=10:1
ヘラディブはミルクティーにしてもおいしいです。
件の記事にも書いていますが、市販の特濃牛乳も甘いことには甘いんですがミルクティーにするとその甘さがはっきりと濃くなるので、やはりイングリッシュブレックファースト、もといセイロンに甘みがあるのは間違いないということなのでしょうね。
「リフレッシュ用」「おやつ用」の2種類がありますが、ヘラディブは両方に使えます。
- アレンジティー…など
私はアレンジティーはあまり作らないんですが、ヘラディブの特性、つまり「渋くない」「ほんのり甘みがある」「安い(ケチらなくてよい)」という点を考慮すれば、何かを足す際のベースにはかなり向いた紅茶なんじゃなかろうかと。
紅茶系の本には必ずと言っていいほどアレンジティーやフルーツティーのレシピが載っていますが、何の茶葉を使えばいいか迷った方はぜひ。
また、いくら万能とはいえ、お菓子やクッキーの香りづけへの適性はないので注意。
ちなみに、私は細かく砕いた100g2000円のダージリンの葉っぱとゴマ、甘辛くした煮干しなんかでふりかけを作ったことがありますが、とても食えたものではありませんでした…。
最後はちょっと微妙でしたが、こんな感じですね。
ヘラディブはどんないれ方にも適性があるので、紅茶へのフラストレーションを感じた際、常に傍らにいてくれる好きパートナーとなってくれることでしょう。
「いれ方や何の茶葉を使えばいいか迷ったらとりあえずヘラディブ」みたいな感じですね。
そんな紅茶が安く手に入るのは本当にありがたいです。
ただ、難点があるとすれば売っている場所がかなり限られていることですかね。
「やまや」と一部の通販でしか手に入らないっぽいので、お買い求めの際はぜひ。
逆に言えば、どこに行けばいいかがはっきりしているので「あそこのスーパーにあるかな…」みたいに悩まなくていいわけですな。
まとめ
-
イングリッシュブレックファーストは甘い物と一緒に食べる用ではないため(食べてもいいけど)、渋くない可能性は他の紅茶より高め
- イングリッシュブレックファーストはセイロン多めだが、セイロン茶葉それぞれは渋いので注意
紅茶のいれ方としては
- 普通の熱湯の紅茶:袋の通り、沸騰させた水道水220mlにつきティーバッグ1包。抽出時間は5分
- 水出し紅茶:220mlにつきティーバッグ1包。抽出時間は常温でまずは3時間程度(冷蔵庫でなくてOK)
- ミルクティー:「茶葉2倍の紅茶:ミルク=2:1」か「ふつうの濃さの紅茶:ミルク=10:1」
- アレンジティーのベースにもおすすめ(お茶じゃないといけないんだけど、緑茶でもルイボスでもダメなんだ!とか)
という感じでした。
参考までにどうぞ。