old reliable tea

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ストレートティーについて考えるブログ

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これが最強のダイエットドリンク、ぶどうといちじくの紅茶 「ベッジュマン&バートン オータムブレンド」

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ぶどうといちじくが使用された、まるで杏仁豆腐のようや素晴らしい香りの紅茶「オータムブレンドをご紹介したいと思います。

 

「杏梨豆腐味のものっていろいろあるじゃん?何が違うの?」と思うかもしれませんが、これは

 

「紅茶」

 

しかも

 

「無糖」

 

で作られています。

 

つまり、あの砂糖や膨大なカロリーを摂ることなく、甘いと感じる紅茶が飲めてしまうのです!

 

これほどダイエットに適性のある物はおそらくないでしょう。

 

ダイエットに限らず、おいしい物は飲みたいけどカロリーや糖分はあまり摂りたくないという方にはオススメです。

 

ちなみに、フルーツティーは僅かながらもカロリーがあるので断食中は飲まない方がいいかもしれませんが、こちらは若干ドライフルーツが入ってはいるものの味のほとんどは香料であるため、普通の紅茶同様、食事とは認識されないかと思われます。

 

聞いたことがないお店だからって、侮っていませんか?

GINZA SIXの地下にあるお店「ベッジュマン&バートン」のオータムブレンドという新作の紅茶です。

 

ginza6.tokyo 

 

www.betjemanandbarton.net

 

 

オータム…秋というとサツマイモとか柿、サンマなんかを思い浮かべてしまうかもしれませんが、ぶどうといちじくが使われており、名前を聞いただけだとあまり味のイメージがつかないかと思います。

 

全く別物ですが、似た名前で秋摘みダージリンのオータムフラッシュというのもありますからね。

 

で、このオータムブレンドの何がすごいかと言いますと、安直な表現ですが「香りの質」がすごくて、本当に「杏仁豆腐を紅茶にしました」みたいな感じなのです。

 

しかし、当然ながら砂糖や糖質にあたるものは入っていません。

 

また、杏仁豆腐は上にチェリー缶が乗ってますがオータムブレンドの後味もそれっぽいフルーツ感のある味がします。(人によっては杏仁豆腐より適切な表現があるかもしれません)

 

さくらんぼの紅茶」と言われても納得がいく味かもしれません。

 

つまり、ふつうのスイーツが砂糖やら添加物やらで表現しているものを香りだけで表現しているのですよ…。

 

「何かの味はするけど何だろう?」という物は結構ありますが、はっきりと「これっぽいかな?」と思える紅茶自体が結構貴重じゃないですか?

 

香りと茶葉の味だけでここまでの物を作れるというのは…

 

本当にティーブレンダー万歳です。

 

ありがとうございます。

 

「香りだけでもスイーツ並みにおいしい上に、茶葉のうまみも同価格帯より明らかに濃い紅茶」←2000円以内で買えます

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ということで、この異様なうまさは何のおかげなのかを調べてみました。

 

方法は

 

  • 1.普通に沸騰直後の熱湯で3分〜4分
  • 2.硬水:軟水=3:7で5分〜7分
  • 3.硬水:軟水=1:1で36~48時間

 

の3つです。

 

1は一般的なやり方で、水質等によりますが香りが飛びやすく、茶葉に含まれるカフェインやタンニンがほぼ全て出てきます。

 

これでうまければ相当な実力者であります。

 

まあ、タンニンもうまみには貢献している面もあると思いますが、ネガティブな側面の方が大きい可能性が高いかと。

 

次に2は、お茶のもついろいろな成分がバランスよく出てくる+香りが立ちやすい温度でのやり方です。

 

個人的に、あらゆる紅茶の基礎と言ってよいいれ方かと。

 

そのくらい多くの紅茶に応用することができています。

 

最後に3は、苦渋味になる成分を徹底的に出さないようにするやり方で、うまみ成分自体の量は2の方法よりやや少なくなる可能性がありますが、苦渋味があまりないためおいしいと感じやすいそうです。

 

私が一番好きないれ方ですね。

 

では、見ていきますと

 

2と3のやり方が非常にオススメ

紅茶ってふつう苦渋味のもととなるカフェインとかタンニンが結構多くて80℃以上だと3分程度でも激しく抽出されるんですが、オータムブレンドは苦渋味に負けずに甘みが分かります

 

つまり、香りが素晴らしいだけでなく茶葉も普通の紅茶かそれ以上においしいというわけであります。

 

思い出してみてほしいんですが、アップルやオレンジの甘い香りがついている紅茶でもやっぱり苦い物って結構ありますよね。

 

何なら、ドライフルーツが入っていても甘さはそこまででもない物も多いですよね。

 

苦い紅茶に砂糖を入れてもマシにはなりますが「わざわざ作って飲みたい!」と思うほどの味にはならないと思うんですよ。

 

フルーツを漬けておいても微妙ですし。

 

まあ、茶葉自体がおいしいのか、香りと茶葉とが合わさった時にお互いを高め合うような黄金比を発見したのかは不明ですが、2と3のやり方でおいしさは増すので、きっと茶葉かなと。

 

うまみ成分が豊富なのでしょうね。

 

うまみ成分のテアニンをはじめとしたアミノ酸は、時間さえかければぬるめや水出しでも十分に抽出されるので、熱湯でいれる必要はありません。

 

ちなみに、お店でも試飲させてもらえるんですが、淹れ方は1でした(普通に熱湯で淹れただけですよーと教えてくれました)。

 

この淹れ方だと「あっ、甘い紅茶」といった感じなんですが杏仁感は薄めです(熱めなのもあって仕方ないですが)。

 

2のやり方のメリットは「温度が違うだけなのに、まるで2種類の紅茶を飲み比べているような体験」ができること

また、実験してみたんですが、2のやり方だと香りや甘みもしっかり出るんですが、冷めてもあまり苦くなりません。

 

今の時期寒いので温かくして飲みたい方は注意が必要ですが、私のようにまあまあ冷たくてもおいしい方がいい(部屋は暖かいので)という方には朗報ですね。

 

私は寝る前にポットに作っておいて、1杯飲んで寝て、朝起きたら残りを飲むというふうにしています。

 

作りたてもおいしいんですが、冷めてからもまた違った味になりまして、似た味の2種類の紅茶を飲み比べているような感じになります。

 

言うなれば、開栓したてのワインと空気に触れさせたワインを飲み比べるみたいなイメージですね。

 

体調管理のために断食をしていますが、そのせいで味覚が冴えているのかこれがとてもおいしいんですよ。

 

テアニンがカフェインの興奮作用を穏やかにしてくれるので、1杯くらいならそこまで眠れないということもないです。

 

いや、人によるので様子を見ながら飲んでほしいんですが…。

 

ちなみに、これで作ったお茶の出涸らしにエビアンを注いで水出しにすると、やや薄くはなりますがまだまだ味が出るので、必ず2度淹れましょう。

 

3のやり方のメリットは「カロリーゼロなのにスイーツ、みたいなズルい飲み物」が作れること

水出しにすると苦渋味が出にくく、凄まじい香りの紅茶になります。

 

熱を加えずに水に漬けておくだけなので香りの劣化がほぼなく、本当に袋を開けた時の香りをそのまま持ってきたような感じです(香りの強さは2よりも上)。

 

それ以上かもしれませんが、その味は冷たいのも相まってまさしく「スイーツ」。

 

ただ、後味?がやや2の方法に劣るのか、2杯、3杯と立て続けに飲んで鼻が香りに慣れるとあまり味を感じにくくなる印象。

 

つまり、「間を置きつつゆっくり飲む」とおいしさが無駄にならなくて済むわけですね。

 

2の方法は連続で飲んでも甘さは感じ取れるので、こちらのやり方よりも単純な香りでない何かが抽出されているのでしょう。

 

お茶は無数の味成分があり、単純に「テアニンが出たからおいしい紅茶なんですよー」とはならないようなので、オータムブレンドに使われている茶葉はやや熱めの方が「甘みは」出るという感じでしょうか。

 

ちなみに忘れていて本来48時間のところを72時間にしてしまったことがありますが、後味にややお茶感が出てくるので、やはり48時間がよろしいかと。

 

熱湯と水出しでは、出てくるお茶の味も違うっぽいですねー…。

 

まあ、どちらもおいしいので試してみてください。

 

まとめ:さすが銀座に店を構えるだけはある!!

 

  • まずは硬水:軟水=3:7で5分〜7分がオススメ

 

  • 上記の方法か熱湯で淹れた場合、出涸らしにエビアン注ぐとまだ楽しめます(薄めなので、水の量は半分にしましょう。冷蔵庫に半日〜24時間置いておくのがオススメ)

 

  • 香りが好みならば、硬水:軟水=1:1で48時間もおすすめ

 

  • 分量はどのいれ方でも「水分150~180mlにつき茶葉3gか大さじすりきり1杯」


 ということでした。

 

紅茶系の本は結構買って読んではいるはずだったのですが「ベッジュマン&バートン」という名前は全く聞いたことがありませんでした。

 

ちょっと事情が分からないので難ですが、これから出版する紅茶系の本には必ず載せてほしいですね…。

 

店員さんも「ワインが好きな人にもオススメですよ」と言ってくれたように、紅茶好きかどうかに関わらず色々な方に飲んでほしい一品であります。

 

私もダイエット、リーンゲインズで随分体脂肪を落とすことに成功しましたが、本当においしいフレーバーティーがいてくれて助かりました(オータムブレンドを知ったのはつい先日ですが)。

 

断食もやはり辛かったですし、午後の2時まで空腹に耐えるとか、夜にお腹が空くとかで何かを食べてしまうと、ついドカ食いをしてしまったり「今日くらい別にいいや」となって途切れると、再スタートさせるのが大変なんですもん…。

 

「どうにでもなれ効果」と言うらしいですね(検索してみてください)。

 

素早く体を動かせるようになるまでは運動も面倒くさいですし、軌道に乗せるまではダイエットは大変です。

 

でも、オータムブレンドをはじめとしたフレーバーティーはカロリーがほぼゼロなはずなので断食中でも飲めます(ウィッタードのアールグレイはオイルが入っているので微妙かも)。

 

ブドウやサクランボのような味が好きな方には気に入ってもらえるはずなので「断食のために好きでもない水やお茶を飲まないといけない」という「何かを得るためには何かを捨てる」みたいなこともなくなります。

 

食事での悩みが減るので、運動に集中できるというか。

 

また、「糖分は取りたくないけど、甘いものが飲みたいからソフトドリンクを仕方なく飲んでいる」という方は、まあ、ややお値段は高く付きますが、カロリーが極端に低いのに砂糖入りよりおいしい飲み物を手にすることができます。

 

ドカ食いの元になる精製された砂糖の量を減らすための代替品として、これ以上に望ましい物はないでしょう。

 

100g1944円ですが、茶葉少なめでも味はするため、だいたい4〜5ℓくらいは作れるとしても、ペットボトルと同じ量の500mlに換算すればだいたい200円くらいです。

 

エビアンの代金を加味するともう少々かかるかもしれませんが、出涸らしでも香りのするお茶が作れるので、トントンくらいでしょうか。

 

いづれにせよ、200円代でこれよりおいしい飲み物を探すのは難しいはず。

 

ダイエットをしたい方、砂糖の量を減らしたい方、単純においしい飲み物を探している方、ぜひ銀座SIXのベッジュマン&バートンをお訪ねください。

(売っている茶葉の多くがカップに入っていて、自由に歩き回って香りをかぐことができるようになぅています)。

 

 

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