old reliable tea

old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

20180421162403

マリアージュフレールはフレーバーティー以外もおいしかったぞというお話 「ケニア マリニン」

f:id:ironsides:20191124230752j:plain

マリアージュフレールというと大体マルコポーロとかアールグレイが出てくるんですが、普通の茶葉も非常にクオリティが高かったのでそのお話を。

 

その茶葉はマリニン(茶葉の銘としてはケニア)という名前なんですが、「水出し紅茶と言わんばかりのおいしさと、渋みのなさを併せ持った味が熱湯で作れる紅茶」です。

 

簡単に言えば「水出し紅茶みたいな味を熱湯で短時間で作れる茶葉ってないの?」の答えがマリニンだということですね。

 

ケニアという茶葉にあまり馴染みはないかもしれませんが「よく分かんないけど味は濃いからミルクティーにしとけ」とならぬよう、書き留めておきます。

 

今あまりお茶に興味がなくとも、覚えておくといいことがあるかもしれません。

 

少し冷ましたお湯で淹れよう

マリニン自体はほんのりプルーン」のような感じのいい香りで、緑茶やフレーバーティーのような濃厚な感じではなく、飲んだ後にフッと心地よく香ります。

 

結構いいフレンチのビーフコンソメなんかをいただくと、ゴクッ……とした後によろしい香りがしますよね。

 

味の系統は全く異なるものの、アレを思い浮かべてもらえれば。

 

その香りを壊さないお茶にするために硬水:軟水=3:7の熱湯で淹れるのがオススメです

 

やり方としては沸騰直後の熱湯でそのまま淹れるのではなく、1ℓ入るポットに室温程度にしたエビアン300mlを注ぎます。

 

その後茶葉をメジャー4~5杯くらい入れてから、ポットの上まで熱湯を注いでタオル等で覆って5分待てば完成です。

 

完成したらそのまま飲んでもいいんですが、甘みがよく分かる室温程度まで冷ますのがGOODです。

 

加えてもともと渋みが少ないので、冷ましても飲みづらくなることがありません。

 

たまたまエビアンが残り少なかったのでやってみた方法なんですが、どうやらマリニンの味を引き出すのに硬度・温度などがピッタリだったようです。

 

ミネラルの割合が、この紅茶をブレンドした地(フランスかな?)の水に近いバランスになるからおいしいんですかね。

 

水出しにしなくても作れる水出し紅茶

水出し紅茶はおいしいんですが、飲むまでに48時間とかかかる上に結構茶葉を使いますので、手間ではあります。

 

カフェインとかタンニンの出にくい、すばらしい方法なんですけどね。

 

しかし上記の硬水と軟水で割る方法であれば、5分足らずでおいしい紅茶が作れます

 

まあ、一人一人イメージする紅茶の味は違うと思いますが、他の茶葉でこれくらいの味を出そうとすると48時間とかかかってしまうので、その辺を伝えたい次第であります。

 

ちなみにマリニンの水出し紅茶自体はいたってふつうというか、そこまで特徴的な味にはならないので、熱湯でいれるのがオススメ。

 

ケニアという茶葉自体はだいたい苦かったり、そこまで甘い香りがなかったりするので、マリニンは銘柄の特徴に囚われない優秀な茶葉ということですね。

 

カカオの実で作ったお茶

マリニンは良い意味でケニアとは言いがたい味なので「じゃあ正統派のケニアは?」という方のために甘くないふつうのケニア「セレクティーもご紹介します。

 

先程話したケニアの例に漏れず苦いには苦いんですが、味の構成がカカオ以外に例えるのが難しいくらいカカオ感たっぷりです。

 

何か身近な物で例えるならば、コンビニとかで売っているチョコレート効果というお菓子がありますが、それを飲み物にしたような感じですかね。

 

あれよりも香りはいいです。

 

まあ、チョコレートは炒っているから苦いだけで本来のカカオはあまり苦くないそうですが、「カカオを使った茶」とか言ってもバレないんじゃないかと思うくらいです。

 

いろいろな紅茶メーカーでカカオを使った紅茶はありますが、もうケニアでいいんじゃないですかね?

 

価格もお手頃ですし。

 

もしどこかで手に入れた方は、硬水と軟水の割合で味は変化するので、基本は3:7にしてもらって硬水と軟水の割合を変えてもらえればいいかと。

 

個人的には硬水7で水出しにするのがオススメです。

 

セレクティーは500g3000円なのでちょっと多いような感じがするかもしれませんが、水出しだと結構たくさん使いますし、もし合わなくともケニアはミルクティーにも使えるのでムダになりにくいかと思います。

 

水出しにするならばオレンジペコーがオススメですが、とりあえず試してみようかなという方はCTCでも。

 

何となく系統は理解していただけるかと。

 

まとめ

途中からマリアージュフレールの話から逸れましたが、マリニンは

 

  • 熱湯で硬水:軟水を3:7、抽出時間は5分
  • 熱湯で淹れた際は、冷まして飲むのがおすすめ

 

ということでした。

 

私は濃い紅茶が好きですが、ちょっと薄めくらいが一番甘みがよく分かると思うので色々と調整してみてください。

 

ちなみに冷ます際は、ただ放置するだけだと時間がかかってしまう上に味が劣化しやすいので、ポットごと氷水につけてもらって常温まで冷やす等していただければ完璧だと思います。

 

ぜひおいしいお茶を探している方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

 

「沸騰した熱湯で淹れるだけが紅茶じゃないよ!」と教えてくれることでしょう。

 

 ちなみにTWGにもマリニンがありますが、こちらはふつうというか100g1200円くらいのケニアとあまり変わらないので、ぜひマリアージュフレールのマリニンを飲んでみてください。