ジェラールのウォッシュチーズがブイヨンみたいで美味な件
今回はウォッシュチーズはニオイが嫌いで…という認識だと損をするかもしれないぞ!というお話を。
ニオイがないだけでこんなに美味しかった
今回紹介するのは、ジェラールのクリーミーウォッシュです。
皆さんも一度は見たことがある商品かと思いますが、ジェラールはビーフブイヨンのような香りがします(食べた時にですよ)。
ニオイもするにはするんですが、給食で出た小さい袋に入ったチーズ(キャンディチーズというそうですね)が臭いと感じる人にはキツいかもしれません。
が、それほどでもないならば食べるのを躊躇するほどではないかと。
話を戻すと、チーズなのでもちろんブイヨンそのまんま…とはいきませんが(ブイヨンにしては塩気が強いですし)、国語の授業で今道友信さんの「温かいスープ」という話がありましたよね。
そこで、聞くだけでなんとも美味しそうな「オニオングラタンスープ」という名前が出てきますが、「これ何の味だろうな?」と思った時にしっくりきましたね。
当時は美味しそうだなー、と思って初めて作ったんですが、まあ、中学生だったので飴色玉ねぎとかニンニクをパンと皿に擦り付ける、ダシを取らないといけないなんてことは知る由もありませんでしたね。
煮た玉ねぎの上に薄い汁を吸ったブヨブヨのパンが乗った謎の料理ができて、当然美味しくはなかったです。
その後最近ですが、ジェラールのクリーミーウォッシュを食べて、「初めて教科書でオニオングラタンスープの名前を見た時にイメージした味はこんなだったかもorこういう味になってほしかったかも…」と思ったんですよ。
それは料理をするようになった今でも変わりません。
つまり何が言いたいかというと、手間をかけてちゃんと作ったスープのうまみに近いものが簡単に味わえるチーズだということです。
その特性上凍らせて擦り下ろせば、スープやボロネーゼの味付けにしても非常に美味しくなると思います。
あとは塩辛くならないように調整してほしいんですが、ハムやレタスと一緒に寿司に巻いたりしてもGOODでしょうか。
ちなみに、ワインとチーズが合うという話に疑問を持たれたことがある方は、個人的に白のスパークリングなんかは結構合うと思いますのでお試しください。
ジェラールは白なら結構幅広くイケますが、他のウォッシュチーズ(と言っても有名どころをいくつか食べただけですが)は、ワインの味で強引に臭みを誤魔化しつつ流し込む…といっだ感じになってしまいました。
調べるとそれぞれのチーズに合った最適な一杯があるそうなので、そのワインを用意した上で買うとよいのではないでしょうか。
何にでも合うというわけではなさそうです。
マンステールチーズ
マンステールチーズはかなりキツかったです。
(僕は横浜の高島屋で買いました。半円形で850円くらいで売ってましたが、ラベルにマンステールと書いてあっただけなのでもっと種類があるかもしれません。)
これだけ食べるとウォッシュチーズが嫌いになるかもしれません。
ニオイだけならもっと臭いものもありますが、それに独特の塩辛さが合わさって、あまり味わって食べられるものではなかったです。
ちなみにマンステールの食べ方で出てくるのは大体焼いたりハーブ、スパイスと合わせたりしていることが多いので、ウォッカ同様やはりそのまま頂く物ではないのかもしれません。
焼いて香りが飛べば随分美味しくなるかもしれませんが、まずはジェラールをオススメします(マンステールは値段もおよそ倍ですからね)。
でも、焼いたマンステールはとっても美味しそう。
エポワスチーズ
ウォッシュチーズと調べると大体出てくるのがエポワスですが、そんなに臭くはなかったです(女性は生物的に嗅覚が鋭いそうなので注意してください)。
チーズの中でも塩辛くない方なので、ミルクが使われているのが分かる感じもしますし、かなり食べやすいお味です。
まあ、好みではありますし、美味しいことに間違いはないんですが、やはりジェラールを食べてから買ってみることをオススメしたいですね。
ちなみにジェラールと味の系統は結構違うので、言われないと同じウォッシュチーズとは思わないかもしれません。
また、事前情報なしでブラインドテイスティングし合うのもいいかもしれません。
「どっちが高いと思う?正直に」と聞いてみてください。
面白そうですね。
ということで、特別なチーズが食べたいとか、いつもの手巻き寿司等のチーズ料理を手軽にグレードアップさせたいならジェラールのクリーミーウォッシュがオススメです。
ただ、ジェラールが好きだからと言っても、値段が上がればその味がそのまま濃厚になるわけではなさそうなのがウォッシュチーズの難しさと言えそうですね。