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ストレートティーについて考えるブログ

20180421162403

高い食品を買う味以外のメリットとは[豚肉]

こんにちは、タナブです。

 

高い食品というと漠然としていますが、美味しかった以外の何かを感じたことってありますか?

 

高い肉は美味しいですし未知の体験になり得るわけなので、それだけで買う理由としては十分なのかもしれません。

 

ただ「美味しい以外にも何か特徴とかあるんじゃないか?」と思いますよね。

 

今回比較に使用したお高いお肉は地元の「八戸美保野ポーク」バラ薄切りです。

 

味付けは塩だけ

まず、これは何年か前に僕がお高いお肉を初めて食べた時に驚いたのですが、基本的に味付けは塩だけでいいです。

 

「高いからアレンジして失敗したら怖い」とか「塩以外認めない」みたいなのではなくて、本当に塩だけでいいんです。

 

それこそまた驚いた話になりますが、あるレストランで美味しいチキンソテーを食べたことがありましたが、(横にマスタードソースは付いてましたが)味付けは基本的に塩だけだったようなんです。

 

ここで「え?でも中までこんなにしっかり味がつくものなの?」という疑問が湧きました。

 

だって、家でフォークで肉を刺しても全体的に味をつけるのって難しいじゃないですか。

 

ブライン液(塩水)とか酒に浸けているのかなとも思ったんですが、水を吸っているようなしっとり感もなく程よい歯応えがあったんですよ。

 

しかも表面はカリカリでしたし。

 

何でこんなに美味しかったのかというと、肉自体が美味しかったから+焼き方が上手だったからなんですよ。

 

塩味が染みてるから美味しいのではなくて、肉自体の味が濃いので、最後に表面に振る程度の塩でも十分に美味しくなるということですね。

 

つまり、美味しい肉は大した味付けをしなくても美味しいので塩をする程度でいいということです。

 

これが今回の美保野ポークにも当てはまっています。

 

素材を引き立てるような薄めのシンプルなソースとかならいいかもしれませんが、タレをつけてはダメです。

 

まあ、いいと言えばいいのかもしれませんが、安い肉でもタレをつけたらある程度美味しくはなりますし、そもそも肉の味がよく分からなくなるじゃないですか。

 

その肉に合うベストなソースが作れたとかでなければ、わざわざ高い肉でやる必要はないですよね。

 

よって、お高いお肉のうまみを最大限に味わいたいなら塩だけで頂くのがベストです。

 

まあ、やってもらえれば塩が一番値段分の価値があるなと気付くはずです。

 

ちなみに片栗粉を隙間なく付けた鳥もも肉を弱火でじっくり焼いてみると上記のレストランと同じような物ができます。

 

素材から勝手に油が出てきて、揚げ焼きのようになります。

 

ただ焼くのがオススメ

前項の内容からの派生のような話になりますが、基本的にただ焼くのが美味しいです。

 

加えて、お高いお肉はうまみ・水分をあまり外に出さない方がいいので低温でゆっくり焼くのがオススメです。

(鳥は片栗粉をつけるといい具合になりますが、豚はつけなくてもいいです。)

 

ただ焼くのがだけなのが一番美味しく、またそのやり方が一番手間がかからないということで、あまり料理をしたことがなくても美味しく焼くことができます。

 

その肉を使って何を作るかを考えるのではなく、手に取った瞬間にもう献立が決まるという感じです。

 

美味しい肉を選べれば簡単に料理上手になれるわけですね。

 

普段使いには微妙かもしれませんが、何かで料理を振舞わなければならないとか、手の込んだ仕込みはできないけど美味しい物を出したいという時は重宝しそうですよね。

 

というか、そういう場合のために高い肉は売られているのかもしれません。

 

もちろん煮込んだりカレーに入れたりしても柔らかい・しっかり肉の味がする等で悪くはないですが、ただ焼くだけの調理法よりも得られる物は少ないでしょう。

 

ちなみに僕の場合はカレーですと「100g278円の肉を300g入れるよりも、100g148円の塊肉を700gくらい入れたい」ほうです。

 

ベーコン問題

ベーコンや加工肉は控えめに言っても体に悪影響があるということで、食べるべきでないというのは聞いたことがありますよね。

 

なんですが、結構お高いお肉が実はベーコンの代わりかそれ以上の物になれる可能性があります。

 

バラ薄切りだと油でカリカリになるのでクリスピーベーコンのようになりますが、実際のベーコンをカリカリになるまで焼くのって時間がかかりますし、焦げつくので面倒じゃないですか。

 

しかも水分が抜ける?せいかよりしょっぱくなりますし。

 

反面バラ薄切りだとただ焼くだけですぐカリカリになりますし、そもそも質のいい肉はベーコンより断然美味しくなります。

 

「どうにかベーコンを健康的に食べたい」という方は手作りするのもアリですが、質のいいバラ薄切りを買ってきて焼けばより肉のうまさを感じられる上に添加物一切なしのカリカリが作れます。

 

塊のベーコンがいい場合は手作りがいいかもしれません。

 

しょっぱいからではなく、肉の美味しさを味わいたくてベーコンを選んでいた方は、思い切ってベーコンと同じようなg240円あたりのバラ薄切りを買ってみると、かつてないうまみの濃さに驚くかもしれません。

 

まとめ

お高いお肉を買うメリットを考えてみた結果です。

 

味付けが塩だけでいい

上記に書いたことに加えて、肉自体が美味しいので「昨日のうちに味付けとけばよかった」となりにくいです。

 

これはバラ薄切りに限らずロースだろうが細切れだろうがひき肉だろうが一緒で、味付けは基本的に最後にパラっとでOKです。

 

もちろんシンプルな味が好きであることが前提にはなりますが。

 

タレの味しかしない味付け肉とか安い肉の味付けに毎回難儀している方なんかにいいかもしれません。

 

「あの時食べたあの味は調理料じゃなくて肉自体のうまさだったのか」と気付けるかもしれません。

 

ちなみに塩については別の記事に書きます。

 

ただ焼くのがオススメ

紅茶なんかでもそうですが、とても美味しいのは分かっているんだけど飲めるまで2日かかる、となったらやはり億劫にはなりますよね。

 

でも、美味しいお高いお肉は「一番うまみを感じられる食べ方がただ焼くだけ」という手軽さがあります。

 

そうですね、g200〜250円だとただ焼くだけではやはり物足りない肉も結構ありますが、もっと美味しい物を食べるために必要なのは「しっかりした味付け・下ごしらえ」ではなく「gあたりあと80円程度多く出すこと」と言えるでしょう。

 

ベーコン問題については好みがありますし、皆さんの手に入れられるバラ薄切りが同じようになるかは分かりませんが、試す価値はあると思いますよ。