なるべく我慢せずに紅茶ダイエットを成功させるために必須なアイテムとは
TOKIOの糖質についてのNHKスペシャル、面白かったですね。
ということで、紅茶を使った食事制限についてお話ししたいと思います。
ダイエットのみならず、減糖の支えにもなります。
皆さんは「ダイエットするために仕方なくカロリーゼロの紅茶を飲む」のではなく「おいしいなーと思って飲んでた物が実はカロリーほぼゼロでした」という具合にできれば最高だと思いませんか?
私も経験がありますが、紅茶ダイエットの一番の挫折の原因は「おいしくないから」と「仕方なくやっている感」が結構大きいかと。
というのも、リーンゲインズや断食の最中なんかは決められた時間内なら好きに食べてもいいとはいえ、ポテトフライとかケーキをいくら食べてもいいというわけではないので、それに代わるおいしい物を見つけなければなりません。
紅茶ダイエットとは言っても結局のところ、断食している間に「これを飲んで午後の2時まで過ごせって?楽勝だぜ」みたいな物を見つけて、トータルの食事量や糖分の量を減らせればOKなんじゃないかと。
というわけで、食事も我慢して、食事時間以外も水かお茶で我慢して…というと精神的にやられると思うので、断食中にオススメな紅茶を紹介します。
低コスト帯
お安く、かつオススメの紅茶を紹介します。
断食目的でなくても、普段のソフトドリンクや甘い物をこれに置き換えるだけでもカロリーを抑えることになりますので、ぜひ。
「yogi」カモミール+「リプトン」ミックスベリーティー
カモミールはそのままだと微妙ですが、後味がよろしいのでそれを利用します。
最初にくるカモミールの独特の香りをミックスベリーティーの香りがマスクしてくれるので、びっくりするくらい飲みやすくなります。
yogl teaはカルディコーヒーに行けば簡単に手に入りますし、ミックスベリーティーはどこのスーパーにも売っているので仕入れが簡単なのも◯ですね。
ちなみに後味の感じがよければOKなので、気にならなければラズベリーリーフでも大丈夫かもしれません。
淹れ方は
- お湯の分量はカモミール側に合わせます
- カモミールは抽出時間が5〜7分ですが、5分経過時点でミックスベリーティーも入れ、計7分抽出します
- 最初はカモミール2個に対してミックスベリー1個がオススメ
- ピーチ&マンゴーはカモミールとの相性が微妙なので、もしやる場合は注意
を守ってもらえればOKです。
「リプトン」イエローラベル
リプトンのイエローラベルはケニアがメインのブレンドで、安価ですがしっかり紅茶の味がします。
ここでいう「紅茶の味」というのはただの渋みや苦みではなく、袋を開けたときにする香りやそれに近い味のことを言います。
当ブログのテーマの1つとして「なるべく袋を開けたときの香りそのままの味の紅茶を淹れられるようになる」ということを掲げようかと考えていますが、イエローラベルはそれを体現してくれます。
「どうせ安物でしょ?」みたいな先入観や偏見を持って飲むと微妙に感じるかもしれませんが、これよりおいしい紅茶って実は結構少ないです。
淹れ方は
- 必ず沸騰させたお湯を使う(←1番のポイント。保温したお湯だと微妙な味になります)
- ティーバッグ1個につきお湯200ml、抽出時間は1分30秒を基本にします。袋や箱の裏に書いてある湯量だと味が濃くなりがち
- マグカップだと冷めやすいため、なるべくポットで多めに作るのがオススメ(冷たくして飲む場合はちょっと薄めるのがいいかもしれません)
ちなみにかなり安価ではありますが、ケニア自体が安い茶葉だからであって、おそらく質の悪い茶葉を使っているわけではないと思います。
g1000円〜1500円程度のセイロンとで迷ったらリプトンを買うことをオススメします。
イエローラベルの袋を開けてみて「あっ、いい香りだな」と思ったら、もはや紅茶ダイエットは半分成功したようなものです。
「フォション」アップル
これは価格的に言えば準高コストといった感じですね。
フォションのアップルの香りはただのりんごという感じではなく、生クリームとかそういった甘さ+酸味のあるリンゴのような香りがします。
まあ、表現が難しいんですが、とりあえず生のリンゴや煮リンゴ、アップルパイが好きな方は、別物なんだということを知っておいてください。
で、特筆すべきなのがその淹れ方で、熱湯で淹れるのはよろしくありません。
というのもアップルに使われている茶葉はセイロンで、苦渋味が出やすいからです。
缶を開けたときの香りと液体の味のギャップがありすぎてかなり飲みにくいと思いますので、水出し紅茶にするのがオススメです。
淹れ方は
- 水200mlに対して茶葉がティーメジャー1杯を基本にします(茶葉が細かく、すくう際にムラが出やすいので約3g測るのがいいかもしれません)。
- 使う水は水道水でもいいが、オススメは水道水(軟水)とエビアンを半分ずつ
- 茶葉と水のセットが終わったら冷蔵庫で48時間おく
でOKです。
フォションのアップルは本当にいい香りなので断食中にはピッタリだと思います。
ちなみに砂糖を入れるとおいしくなると書いている人もいますが、それは苦渋味がマスクされて飲みやすくなっただけのようですし、思ったより砂糖をたくさん摂ってしまう原因になりますので注意。
というか、それは紅茶がおいしいのではなく砂糖がおいしいだけのような…
生物はミトコンドリアを取り込んで以来、糖質が好きだそうなので仕方がありませんね。
熱湯で淹れるのはオススメしませんが、実際にやってもらえれば「紅茶は熱湯NG」とか「砂糖を入れても飲みやすくなるだけで、決してうまくはない」ということが分かってもらえると思います。
このあたりから紅茶に対する価値観が変わってくるかもしれませんね。
高コスト帯
ややお値段は張りますが、断食どころか普段の飲み過ぎや糖分過多の改善、食事の満足度の向上など、人生の質を上げる効果さえ期待できる素晴らしい紅茶です。
また、これらの紅茶のいいところは、淹れ方さえ分かっていれば「慣れないとおいしさが分からない」みたいなのがないことです。
個人的に、断食や食事制限目的ならば、これから紹介する物を1つは取り入れてみるのがオススメです。
「フォション」パリの午後の紅茶
パリの午後の紅茶はバラとオレンジの香りのフレーバーティーで、私の大好きな紅茶の1つです。
オレンジジュースみたいな香りではなくて、印象の強いバラの香りがきた後に結構お高めのオレンジ入りのチョコのような後味と苦みがきます。
香りがバラ、味はオレンジの皮とカカオみたいな感じで、苦みがうまさに活かされている数少ない紅茶だと思います。
ちなみにどのくらい香りが強いかというと(常温ですが)半日程度水出しにしただけでも十分飲めるくらいの強さです。
なので、基本的にはやや薄めにして飲む物だと思っていただければ。
商品自体は2500円程度とややお高めではありますが、メジャー1杯3g、4杯12gで1ℓ作れるので約8リットルできることになります。
熱湯で淹れてもまだ香りが残っているのでそこにエビアンを注ぐと、やや薄くなることを考慮して水の量を半分で抽出したとしても12ℓできることになり、想像以上にたくさん作れます。
なかなかお買い得だと思います。
そんな午後の紅茶の淹れ方は
- 熱湯の場合、250mlに対しティーメジャー1杯、抽出時間は3分を基本にし、人によってはそこから更に薄めてもいいかもしれません
- お湯は必ず沸騰直後のものを使いましょう。紅茶とオレンジのビター感が出ず、締りのない味になります
- 熱いままでもおいしいですが、アイスティーにするのが超オススメ(氷を入れすぎて薄くしすぎないよう注意)
- 水出しの場合は、ある程度涼しい季節の話になりますが、200mlにつきメジャー1杯、常温で半日でOK。気温が高い日は冷蔵庫で24時間
- 多少茶葉の苦みが出てくる軟水がオススメ
- 熱湯、水出しどちらで淹れた場合でもまだまだ味がするため、1度で処分しないように!
- 熱湯で淹れた後の出涸らしにはエビアンを注ぎ、水出しの出涸らしは水道水の熱湯を注ぐのがグッド
私も客人をもてなす際に作ったことがありますが、茶葉4杯で1.2ℓ分できたので、何度も言いますがそのくらいの濃さで頂く飲み物だと覚えておいてください。
アイスティーにする際は茶葉4杯に600〜800ml程度熱湯を注いで抽出して、残りは氷を入れて帳尻を合わせると失敗しにくいかと。
「マリアージュフレール」 ウェディングインペリアル/エロス
どちらも「割とどんな淹れ方をしてもおいしい紅茶」です。
ウェディングインペリアルはチョコレート系の香りがついたアッサムです。
チョコ系と言ってもいろいろありますが、ミルクチョコレートやチョコケーキのような、いわゆる苦さのあまりない系のチョコレートの香りです。
ちなみに、調べるまでアッサムだと気付かない程度に渋みの少ない(全くないわけではない)紅茶です。
今まで「アッサムは水出し以外はナシだな」と思っていたんですが、なるほどチョコレート系の香りにすれば渋みも活かせるし、甘み(後味)自体はそこそこあるので、こういう使い方をすれば短所は長所にできるんだなと、ブレンダーの感性に脱帽した次第であります。
一方、エロスはハイビスカスとモーヴという花の紅茶だそうで、ブルーマロウと書いていたような気がしたんですが…違ったようです。
こちらは不思議な紅茶で、何故か甘みと酸味があります。
以前にライチっぽいと書いたことがあったんですが、そうではなく、もうちょっとぶどうっぽい糖分が加わると(塩分はないですが)おいしい梅漬けになりそうな感じの甘みと酸味でして。
今のところ近い甘さは杏(あんず)でしょうか。
赤シソで梅酢を手作りしたことがある人なんかはきっと心地よさを感じてもらえるかと思います。
と、味を伝えるのが非常に難しいんですが、逆に言えばお茶と花びらと香料だけなのに、「甘い」とか「渋い」で簡単に表現できないような複雑な味を作れることが驚き、という感じでしょうか。
そんな彼らの気になる淹れ方はウェディングインペリアル、エロスのどちらも
- 200〜250mlに対してティーメジャー1杯、抽出時間は約4〜5分(私は7分でやっています)
- 硬水:軟水=3:7の割合で作ったお湯を使います。最初に硬水300mlをはかり、茶葉を入れ、あとは上まで熱湯を注いで待ちましょう
- 茶漉し付きのボーンチャイナなどにただお湯を注ぐだけでも結構おいしいです
- 1番上の方法で十分おいしいですし、たくさん茶葉を使うので、水出しは無理にやらなくてもOKです(ただし、エロスは軟水・硬水共にまた別のおいしさがあるので、余裕があれば)
- 出涸らしにもまだ味が残っているので、決して1度で処分しないように!
といった感じです。
こちらの商品も少ない茶葉でしっかりおいしくなるので、価格はどちらも2000円を超えているものの意外と長持ちします。
断食で脳に危機感を
今回紹介した紅茶は本当に香りの質が高く、糖分が入ってなくても以外と大丈夫だなと感じてもらえるはずです。
断食というとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、「糖分を減らすだけ」とか「おやつを食べたくなったら紅茶を淹れる」みたいに簡単なものを積み重ねていけば、割と簡単に形にはなると思います。
体にいい物をたくさん食べるよりもダメージを減らす方が健康にはなれるようですからね。
ちなみに「糖分を摂らないとそもそも体のスイッチが入らないんじゃないの?」という話もありますが、それについてなるほどなと思った話を少し。
人間は世代交代が他の生物よりも非常に遅いためそんなすぐに進化はしないようで、体の機能は1万5000年〜2万年くらい前と同じだそうです。
で、そのくらい昔の人々は、糖質にあたる物が手に入りづらい上に食事が1日の後半というような生活をしていたため、糖質がないと体が動かないのではなく、むしろ糖質が常に不足していたからこそ、摂れば摂るほど糖質がたくさん欲しくなるような機能があるのではないかという話です。
食欲が止まらない!というやつですね。
それに生物には不足等によるダメージがあると、より少ないエネルギーを有効に使えるような機能が動き始める(つまり断食)というのも分からなくはないんですよ。
というのも、私も農業をやっていた時期が何年かありましたが、野菜って5日くらい水をあげなくても大丈夫なんですよ。
暑い時期はケアしてあげた方がいいですが、根から吸い上げた水分だけでそんなにも保つんですよ。
毎日水をあげるのが一般的ですが、それだと茎や枝が痛みやすい上にずっと小さいままでした。
当時読んでいたブログでは「水やりは1週間くらいでよく、あげる際も直接野菜の株には水をかけずに畝の下に水溜りを作っておくと、その水を求めて根が深く張り、丈夫に育つ」と書いていたので試しにやってみたんですが、確かによく茂っていました。
ナスなんかはペットボトルのオランジーナくらいの大きさのものがいくつも実っていて、樹が折れそうになっていたこともあるくらいです。
シシトウやピーマンはそれぞれ2株ずつしか買わなかったのに1ヶ月毎日皿いっぱい食べられるほどでした。
トマトは大きくはなってくれませんでしたが、お店のサイズの1/3程度であるにも関わらず1個か2個食べれば十分なくらい濃厚に。
これらのことが頭にあったので「断食で体を不安定な状態にしてあげることで、脂肪つまり貯蔵庫から取り出す機能にスイッチが入る」とか「食料が入ってこない時間が長いとミトコンドリアが活性化し、生物本来の1日1食か1.5食でも大丈夫な体になる」というのも、そんなに抵抗なく受け入れることができました。
野菜たちもこうなるわけなので、人間がそうであってもそんなに不思議ではないなーと。
厳密には違うかもしれませんが、不足させると強くなるというのは事実だと思いますね。
まあ、いつでも水が手に入るのは野菜にとっては楽でしょうし、しっかり1日3食だと脳も「たくさん食料が入ってくる!何かあった時のために貯めておこう!」と頑張らないモードになるんでしょうね。
残念ながら、言い聞かせたり念じるだけでは機能の切り替えができないので「貯蔵した物を使ってエネルギーを作らないと!」と脳が判断する状況を作ってあげなければならないようです。
鉢植えにシシトウでも植えて部屋に置いといて「きみも頑張っているな」とお手本のようにするといいかもしれませんね。
ちなみにリーンゲインズとか断食で調べると、わりと短い期間で結果が出た!みたいな報告がいくつも出てくるのでちょっと不安になるかもしれませんが、あまり気にしないことをオススメします。
サラダチキンとかささみだけで続けられる人と、やっぱパスタとか食べたいよねみたいな人ではやはり差が出てしまいます。
つまり、正確にカロリーを把握するのは難しいということです。
私の場合も好きな物というと、ややお金に余裕がある時は結構な頻度でインド料理を食べたりしますが、正確なカロリーは分かりません。
野菜とかも食べてはいますが、好きな食べ物で明らかに健康的な食品は紅茶か梨くらいだということもは承知しています。
まあ、もっと食べる物に気を使えばもっとスピーディーに痩せることができるのかもしれませんが、それでも好きな物を食べつつ痩せられるこの方法が好きです。
「好きな物を食べながら痩せられる」というだけで、十分素晴らしいことなんだと思いますよ。
インド料理やフルーツ、ご飯類をたくさん食べながら無理なく痩せる方法を他に知りません。
ゆっくりかもしれませんが、それでも痩せつつあるわけですからこんなにありがたいことはありません。
ちなみに私は次の日の11時〜13時あたりにお腹が空いてきて、音が鳴るかどうかというのを目安にしています。
鳴らなければ食べすぎた、もしくは時間内じゃなかったかもしれないぞ、と(鳴らないときもあるので、あくまで振り返るための目安)。
8時間とは言いますが「8時間0分0秒までは食い続けていい」というわけではないので、胃に食べ物が残ることも考えれば6時間くらいかな?と。
あと、8時間なら好きに食べてもいいと言われると「このくらいいいんじゃない?」と昼ごはんを食べて間食も取り、夜もまあまあ食べる…みたいに、意外とたくさん食べることになってしまうので、やはり1食に全てを投入するか、本命でない食事は野菜だけ、などにすると失敗なく取り組めるかと思います。
ぜひ、紅茶の力を使って健康な生活を手に入れてくださいね。