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ストレートティーについて考えるブログ

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マリアージュフレール マルコポーロが苦手な方へ

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こんにちは、タナブです。

 

今となっては、ほぼ知らない人はいない紅茶の1つがマリアージュフレールマルコポーロですね。

 

が、美味しいという人と苦手という人がはっきり分かれるようで、マルコポーロについての悩みは散見されます。

 

まあ、これはフレーバーティーである以上仕方ないんですね。

 

香りを適度に出しつつ渋くない紅茶を作る方法はあるんですが、それを紹介してくれている人はあまりいないですし、いてもなぜかオマケ的に紹介している人ばかりです。

 

また、美味しい紅茶はどんな淹れ方をしても美味しいわけではなく、適した淹れ方をしてこそなので、「マルコポーロ買って損した!」「素人には分からない味」と思う前に、いろいろ試してほしいです。

 

例えばですが、シイタケとか鶏出汁とかもただ飲むとイマイチの場合がありますが、薄めたりちょっと塩を入れたりすると劇的に美味しくなるじゃないですか。

 

ちょっと使い方が違っただけなのに「シイタケ出汁は美味しくない」と思ってしまったらそれはもったいないわけで、マルコポーロもちょっとそういった面があります。

 

では、淹れ方を見ていきましょう。

 

マリアージュフレール マルコポーロ:淹れ方

マルコポーロについてはいろいろな人が解説してくれているので、僕は淹れ方にフォーカスしていきます。

 

まず紅茶の淹れ方として

1.軟水で沸騰直後もしくは直前の熱湯
2.硬水で沸騰直後もしくは直前の熱湯
3.軟水200cc:熱湯600ccで倍の時間
4.軟水で冷蔵庫に24時間
5.硬水で冷蔵庫に24時間
6.軟水のお湯を沸騰させた後、10分置いてからポットを温めずに注ぐ
7.5で抽出したものに熱湯を注ぐ
8.5分程度沸騰させたお湯を使った1の方法
9.規定レシピより茶葉を少なく、時間を長く

の9つの淹れ方がありますが、採用すべきなのは1と5です。

 

マルコポーロは茶葉も結構美味しいので熱湯で淹れてもいいんですが、そうすると香りが邪魔になってくるんですよね。

 

渋いには渋いんですが、他の茶葉より渋くなりにくいので質自体はいいと思います。

 

が、紅茶は基本的に「熱湯=渋い」ですし、マルコポーロはヤクルトや高級なフルーツミックスジュースのような香りなので、渋みとは相性が悪いです。

 

香りはミックスジュースなのに甘みが一切なくて苦いなんて、想像しただけで嫌じゃないですか?(笑)

 

また、熱湯で淹れると缶を開けた時の香りとは違った香りになるんですが、これがまた微妙で、あまりいい香りではありません。

 

茶葉の香りが出てしまうのが悪い方に働いているのでしょうね。

 

なので、マルコポーロを美味しく飲むには、茶葉の(嫌な)味を極力出さず、フレーバーの香りをしっかり感じ取れるような淹れ方をすべきなんですね。

 

で、今までの説明をして1の沸騰直後の熱湯というのは矛盾していますが、これで淹れた紅茶を飲むわけではありません。

 

どういうことかと言うと、まず熱湯で1分半〜2分ほど淹れますが、その1番茶は飲まず、残った茶葉に水道水を注いで水出し紅茶にする、ということです。

 

最初に出てくる味を抜いて、後から出てくる部分だけを水出し紅茶にするということです。

 

まあ、茶葉にもよるんですが、この1番茶は薄めても苦くて飲むのがツラいので、お菓子のお供くらいにしかなりません。

 

ちなみに別の記事ではこの方法を「茶葉を洗う」と書いています。

 

この方法のメリットは、最初に熱湯で淹れるので「香りが適度に飛ぶこと」+「茶葉の味が極力出ないこと」と、「普通の水出しの半分の時間で飲めるようになること」ですね。

 

香りが適度に飛ぶ

ご存知の通りマルコポーロは香りが非常に強いので苦手な人もいるのだと思いますが、それは裏を返せば「ちょっとやそっとでは香りが抜けない」ということでもあります。

 

多少香りが飛んでもマルコポーロと分かるだけの香りはします。

 

フレーバーティーって実は「香りも茶葉の味も強い紅茶」よりも「香りそこそこで茶葉の味はそこまでしない紅茶」の方が飲みやすいです。

 

僕はそのまま淹れても(美味しいかどうかは別として)そこまでクドいとは感じないですが、やはり優しく香る程度が好みの人もいますからね。

 

フレーバーティーは特にこの傾向が顕著なので、ちょっと香りが強いかなと感じるような紅茶であれば、少し香りを飛ばした方が飲みやすくなります。

 

茶葉の味が極力出ない

茶葉が出ないとは書いたんですが、どうしても味は出てきます。

 

ただ、熱湯で最初に淹れると出てくる部分は結構特徴のある味なんですが、その後水を注いで出てくる味は香りを邪魔しない程度なんですね。

 

かといって全く茶葉の味がしないとこれまた物足りない味になるので(熱湯で茶葉少量、2分等でやると分かりますが、わずかな香りつきの色水みたいになります)、バランスが大事です。

 

幸い、この茶葉を洗う方法は手間はかかるもののやることは大したことではないですし、勝手に美味しくなってくれるので問題はありません。

 

とりあえず(全体的に薄めではありますが)茶葉の味はなんとなくするけど、マルコポーロの香りがメインの紅茶」を作るには、最初に出てくる茶葉の味を抜く必要があるということは覚えておいてください。

 

また、最初に熱湯でふやかしているせいか、12時間程度で飲める濃さにはなります。

 

既に熱湯を注いで味を抜いているせいか置いてもあまり濃くはならないので、やはり12時間で飲むのがオススメですね。

 

ちなみに硬水の場合は長時間待つ必要がありますが、味は「茶葉を洗う方法のほぼ上位互換」と考えてもらえればOKです。

 

マリアージュフレール マルコポーロ:まとめ

茶葉を洗う方法は「全体的に薄く、マルコポーロの香りがメインの紅茶」、硬水は「茶葉の味、香り両方を最大限味わえる紅茶」という認識で大丈夫です。

 

まあ、茶葉を洗う方法は「香りが苦手だけど、薄まると悪くないかも?」という人向けなので、よほどの理由がない限り硬水の水出し紅茶にすることをオススメします。

 

1.軟水で沸騰直後もしくは直前の熱湯(の後、水出し)

 

ティーメジャー1杯につき150cc

抽出時間〜12時間

 

まず、ポットを2つ(AとBとします)用意します。

 

お湯を沸かしたらポットAにマルコポーロを入れるんですが、ここで入れる茶葉の量は水出し紅茶を基準に入れます。

 

完成した水出し紅茶がだいたい800cc欲しいなら、茶葉5杯か6杯ということですね。

 

で、ポットAに熱湯を注ぎますが、この1番茶は飲むわけではないので、注ぐ量は茶葉が浸かるくらいでOKです(飲んでもいいですが、かなり渋いです)。

 

注ぐ量は1リットル用の丸型ポットだと200〜300ccあたりで十分かと思います。

 

ポットAを1分半から2分抽出したあと1番茶をポットBに移し、ポットAに残った茶葉に水道水かミネラルウオーターを注ぎます。

 

この水を注ぐ際の分量と抽出時間が最初の赤字部分ですね。

 

その後、茶葉と水の入ったポットAを冷蔵庫で12時間抽出すれば完成です。

 

こう書くと面倒くさそうですが、実は大したことはしていないので、1度やってみてください。

 

ちなみに別の記事でも書いていますが、縦長の容器だと茶葉が1箇所に固まってうまく水出し紅茶が作れないので、丸型のポットか、冷蔵庫に入るならばボウルやタッパーを使うのがベターですね。

 

5.硬水で冷蔵庫に24時間

 

ティーメジャー1杯につき150cc〜200cc

抽出時間24時間〜

 

いつもながら、マルコポーロはこの淹れ方が1番オススメです。

 

というか、「元々こうやって飲むことを想定して開発したんじゃないの?」という感じさえします。

 

それくらい美味しいです。

 

水出し紅茶は茶葉を多めに使うので多少出費がかさむかもしれませんが、美味しくないマルコポーロを少量ずつ飲むよりも圧倒的に有意義です。

 

ちなみに、軟水の水出し紅茶は硬水ほど美味しくならないので、軟水を使うのは「茶葉を洗う」時だけにしましょう。

 

マルコポーロというよりは「何かいい香りのするお茶」という感じになります。

 

以上です。

 

マルコポーロフォションのアップルティーもそうなんですが、水出し紅茶でこそ値段ぶんの美味しさを発揮します。

 

紅茶はどうしても熱湯で飲むというイメージがあるのだと思いますが、そのままでは紅茶を美味しく飲めることは少ないでしょう(一部、熱湯でも美味しいものもありますが)。

 

これはフレーバーと茶葉に含まれる渋みの関係上、もはや覆りようのないことなんですね。

 

そう考えると紅茶は、お茶ではなくコーラとかオレンジジュースのように考えてもいいと思います。

 

何にせよ、マルコポーロの真価を味わえていない人が大半だと思うので、是非試してみてください。

 

これを読んだアナタ、これから熱湯でマルコポーロを淹れるのは禁止です(笑)

 

ps

 

少々もったいない方法ではありますが、リンゴやオレンジのストレートジュースにマルコポーロを浸けておくと、いい感じに香りが移って美味しいドリンクが作れます。

 

あまりいないかもしれませんが、香りは好きだけど茶の味が苦手という人はどうぞ。

 

その際は、硬水の水出し紅茶の量と同じ茶葉の量で、ジュース+ジュースの20%くらいの水でやるといいですね。

 

ジュース600ccなら水120cc、合計720ccになるので茶葉5杯ですね。

 

要はエビアンをジュース+水にすればOKです。

 

注意点としては、香料が使われている安いジュースは液体の味が希薄な物が多いので、あまり美味しくなりません。

 

(ストレートジュースでも香りはしますが)やはり液体にうまみが凝縮されているジュース+足りない香りをマルコポーロで補うのが、最も美味しくなります。

 

オススメのストレートジュースは希望の雫です。

 

普段飲むには高いですが、ディナーに出したり来客の際に振る舞ったりすると驚かれるかもしれませんよ。