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ストレートティーについて考えるブログ

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そのダージリン、本当に美味しく飲めていますが?part3

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こんにちは、タナブです。

 

3回目になりますね。

 

今回は茶葉の量についてです。

 

紅茶は少なめの茶葉で

紅茶は、水出しか多少冷ました方がいいというのは今まででお話してきましたが、実は量も大事なんですよね。

 

ちなみに、紅茶における茶葉の量ってどのくらいか知ってますか?

だいたいティーカップ1杯(普通は150〜180ccくらい)につき、スプーンかティーメジャー1杯(だいたい2.5g)と言われてます。

 

茶葉の大小はあるので0.5gくらいは誤差があるかもしれませんが、上記だとおよそ1000ccにティーメジャー6〜7杯ということになります。

でもこれは茶葉が多すぎることがほとんどです。

濃すぎるんですね。

 

濃すぎると言ってもうまみが濃いのではなく、渋みやエグ味が強い場合がほとんどです。

 

で、強い渋みやエグ味はうまみ・甘みをシャットアウトしてしまうと。

 

当然渋みが増すので、うまみを濃くしたいからと言って茶葉を増やすのもNGです。

 

上記から、紅茶の抽出時間が2分とか3分なのは、渋くて飲めなくなるから(orミルクにするから)なんじゃないかと思わずにはいられません。

 

ちなみにティーバッグは大体150ccに1個のはずですが、よくあるマグカップって8分目までお湯を入れると250ccとかですから、逆に薄くて味が分かりやすいんですね。

 

もちろん紅茶の香りも多少薄まりますが、カップだと温度が下がりやすい(=渋みが多少出にくくなる)上に更に渋みが薄まった状態になるので、ただただ渋い紅茶よりは飲みやすいのかな、と。

 

色々な人を見てきましたが、カップの半分くらいまでしかお湯を入れない人は1人もいませんでした。

 

よって、濃いときはイマイチだったけど、薄めたら随分良くなったとかもありますから「ティーバッグだと美味しいけどリーフで測ったら美味しくなくなった」ということがある人は、試してみてくださいね。

 

何故こうなったのか?

ちょっとダージリンの話からは逸れますが、一体何故この「150cc〜180ccに茶葉1杯」が通説になったかというと、世界の紅茶消費の90%以上がミルクティー(と言われている)だからです。

 

つまり、どういうことかと言うと「ミルクティーが主流の国の商品の作り方には、ミルクティー用の濃さの淹れ方が載っていてもおかしくないよね?」と。

 

もっと言えば「ミルク入れる前提の作り方が書かれているのに、それをそのまま飲んだらそりゃ渋いでしょうよ」ということですね。

 

で、それがどういうわけか紅茶の基本の淹れ方になってしまったのではないか、と。

 

「寿司」が「SUSHI」になってカリフォルニアロールとかになってしまうようなモノなんですかね。

 

また、「熱湯の紅茶自体がイマイチなので興味が湧かない・次がない」というのもあるかもしれません。

 

食べ物とか飲み物って、印象に残らないと「ふーん」で終わってしまうことってありますよね。

 

僕は馬刺しを初めて食べた時に感じましたが、正直皆が言うほどうまくはないな、と。

 

むしろタレ以外の味がせず、まずかったですね。

 

まあ、10切れ入り1皿600円くらいだったんですが、後で親に話したら「それは安すぎる。あまりいいのじゃなかったんじゃない?」と言っていましたが(笑)

 

いずれにせよ、そんな物をまた食べたいとかもっと知りたいとは思わないですし、結構お値段がする物なら尚更です。

 

こんな感じで、ちょっとでもうまいと感じなければ興味が湧かないんですよね。

 

興味が湧かないということは、次に繋がらないということなので、皆が離れていくと。

 

その結果「紅茶は渋いのが当たり前」→「それは紅茶の真価を100%出し切った状態なの?」と疑問を持たずに来てしまったのかもしれませんね。

 

逆に、たとえ知らなくとも美味しいものは美味しいじゃないですか。

 

僕の場合はホヤでしたが、炊き込みご飯にしたら、初めて食べたのに「うまい。来週もまた作ろう。それから来客の時もコレだな」みたいになりました。

 

まあ、ですので、普通のやり方で作った紅茶は美味しくないんだと思います。

 

真相は分かりませんが。

 

上記には見当違いもあるかもしれませんが、缶や箱について「ミルクティーが主流の国の商品の作り方には、ミルクティー用の濃さの淹れ方が載っていてもおかしくないよね?」とかはあながち間違いではないかなと。

 

ダージリンについてのまとめ

あくまでダージリンは、ストレートで飲むことが前提です。


ダージリンをストレートの熱湯で飲む場合は250cc前後にティーメジャー1杯ですね。

 

温度は水を足したり冷ましたり様々ですが、このくらいの量にしておけば好みはあれど「渋くてとてもじゃないけど飲めない状態」にはなりません。

 

水出しにする場合は、時間は最低24時間でだいたい36時間、面倒なら中2日でもOKです。

 

ただ、長く置いた場合、美味しくない茶葉だと悪い部分が出てくることもあるのか、ただでさえない香りが更になくなるのかイマイチなことがあるので、まずは24時間から始めるのがオススメです。

 

水出しの場合、茶葉の量は150ccに1杯で問題ありません。

 

渋みが出にくいので良質な物は100ccに1杯の濃いめでもイケます。

 

ダージリンに特に効果てきめんですが、どの紅茶にも大体使えるやり方をまとめると、

 

STEP1:規定通りの量+熱湯で3〜4分淹れてみる

STEP2:最も強く感じる味や印象が渋み→STEP4へ、薄いか渋みと共に甘みやフルーツのような香りを感じる→STEP3へ

STEP3:250ccに茶葉1杯で90℃、70℃、60℃と温度を下げて飲んでみる

STEP4:150ccに茶葉1杯で冷蔵庫で最低24時間抽出してみる
STEP5:4に加えて茶葉の量や水の硬度、抽出時間を変えてみる

という形ですね。

 

ただ商品によっては茶葉を増やしたほうがいいものも中にはあって、それは別の記事で書いてますので、参考にしてみてください。

 

紅茶って取るに足らないもの?

おそらくダージリン(だけでなくだいたいの紅茶も)が美味しく入らない原因等について紹介できたと思います。

 

まあ、紅茶が好きな人間としてはいろいろ紹介して「みんな違ってみんないい!欠点もあるけど、それがむしろこの紅茶の特徴!深いコクとキレのある渋み!」みたいにすればよかったのかもしれませんね。

 

でも、適さない飲み方を進めて一度は売れたにしても「何だこりゃ」とか「2度と買わなくていいな」と思われたら終わりじゃないですか。

 

良い物を伝えると同時に、やはり悪い物は悪いと伝えなくてはなりません。

 

コレは何も勝手な願望じゃなくて、今まで色々な人に飲んでもらいましたが「ちゃんと淹れれば紅茶って実は美味しいんだ」「紅茶バカにしてた…」みたいなリアクションをもらえたからなんですね。

 

「美味しい紅茶を飲んでも美味しいと思わなかった」なら仕方ないですが、変なのばかりを勧めて「紅茶はまずい」とか「ミルクがないと飲めたモノじゃない」となるのは嫌ですね。

 

ただ、全ての人を100%満足させる物はやはり無理なので「へー、1回試してみようかな?」とでも思ってもらえれば幸いです。

 

とにかく試してもらえれば、「前情報とは違うふうに感じたけど、これはうまい」と思ってもらえるはずですよ。

 

美味しいダージリンは本当に美味しいので。