old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

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悪魔のティーバッグ

こんにちは、タナブです。

 

熱湯の紅茶で濃い紅茶を作ろうとすると渋みのせいで難易度は上がりますが、水出し紅茶だと比較的簡単に濃い紅茶を作ることができます。

 

突然ですが、水出しで濃い紅茶を飲みたいなと思ったときどうしますか?

 

やり方はたくさんありますが

「茶葉の量を2倍(かそれ以上)にする」

「抽出時間を長めにする」

「うまみの濃い茶葉を使う」

「温度を変える(渋みが出ないギリギリのラインで)」

だいたいこれのどれかを試すと思います。

 

あるいは、茶葉を2倍にして抽出時間を長めにとミックスしているかもしれませんね。

 

でも実はこの「茶葉を2倍にする」には落とし穴がありまして。

 

ティーバッグが関係しているのですが、間違ったやり方をすると「1Lにティーバッグを12個入れたのに、茶葉半分のいつもの紅茶より薄い」ということが起きます。

 

文字通りティーバッグが「お金と時間を奪う悪魔」になってしまいます。

 

リーフの水出し紅茶

大事なことなので先に書きますが、水出し紅茶でやってはいけないことは満員電車状態にすることです。

 

抽出において浸透圧が働き濃い方から薄い方に移動するわけですが、茶葉が満員だと周りが濃くなりすぎるせいでほとんど抽出されないのはイメージできると思います。

 

丸型の紅茶ポットだとそこまで問題ないのですが、筒型の容器やダイソーなどの容器は横幅が狭いので茶葉が水を吸うとすぐ動くスペースがなくなります。

 

茶葉は水を吸いながら勝手に上下に循環し浮いたり沈んだりしますが、それがないので一部分しか濃くなりません。

 

結果として、下だけ異様に濃いのに真ん中から上は水同然ということも起こり得ます(下も混ぜても全体を補えるほどの濃さではありません)。

 

数分置きに何回もかき混ぜるならいいかもしれませんが、ちょっと面倒ではありますよね。

 

しかしリーフの水出し紅茶は、CTCか細かい葉でなければ、茶葉を2倍にしても丸いポットを使えば何ら問題なく濃い紅茶を作ることができます。

 

もちろんセレクトショップにあるような大きすぎる茶葉の場合は違ってきますが、だいたいの茶葉は問題なくできます。

 

上に浮く茶葉と下に沈む茶葉が丁度よく分かれるのでよく抽出されるのでしょうね。

 

ティーバッグの水出し

ティーバッグの倍水出しも同様に作れば問題ないのですが、ティーバッグは紐が付いていたり沈んだりしないものもあるので、筒型のポットでも割といけます。

 

上が濃くなる→沈むを繰り返すので全体的に味が回りやすくなるからですね。

 

しかし、これが今回のテーマになるわけですが丸型のポットを使う場合注意が必要です。

 

ティーバッグの何が問題かと言うと袋のせいで茶葉が同士が近くなるのでよく抽出されないことです。

 

基本的にティーバッグは茶葉が循環しないので全体が濃くなりにくいですし、だいたいは沈まないので縦長の容器だとまだ良いんですが、丸型だとあまり濃く出ません。

 

同じ場所で一斉に抽出されるとすぐ周りが濃くなるので、うまく抽出されないんだと思います。

 

もしかしたら他の要因があるのかもしれませんが、900ccに6個と12個では前者の方が濃くて明らかにおいしかったです。

 

12個のうち半分を袋から開けて底に、残りは上にといった感じにやれば悪くないかもしれませんね。

 

ティーバッグの中身は細かすぎてほとんど循環しない物が多いので全部開けるのはオススメできないですし、なかなか面倒な上にティーバッグ自体は比較的高めなのでその点は要チェックですが。

 

これは日東紅茶とかリプトンみたいな小さめのティーバッグだとあまり問題ないのですが、英国仕様のトワイニングとかリーフ同然の物が入ったちょっと高めの大きいティーバッグだからこその問題とも言えますね。

 

「高くていいティーバッグを買ったのにいつも飲んでいる方がおいしい…or味がしっかり出てる…」となったらイヤですよね。

 

調整が簡単なのがリーフ

今までリーフを選ぶ理由は何かと考えることはあったのですが、はっきりとした理由を見つけることはできませんでした。

 

まあ、ティーバッグより(gあたり)安くておいしいと言えばそうなんですが、そもそも味相応の価格か?と聞かれればそうでない物もあります。

 

加えて紅茶の面倒くささの要因である茶葉の処理とか道具の用意もありますからね。

 

でも今回の実験で「濃いめの紅茶を極力失敗なく淹れられるのがリーフ」という確固たる理由が見つかりました。

 

リーフは

「ティーバッグに比べて安い」

「(しっかり循環するから)味が出やすい」「おいしい紅茶はだいたいリーフなので種類が多い」

 

ティーバッグは上記の反対の内容で

「比較的割高である」

「循環しにくいため、水が少ないか可動域が少ないと味が出にくい」

「同じメーカーで同じ種類なのに(悪い意味で)全く味が違う物がある」

ということですね。

 

熱湯で淹れる人からすればどうでもいいことかもしれませんが、水出しの方が断然飲みやすくて手軽に作ることができるので、覚えておいて損はないかと思います。

 

何より高い茶葉の入ったティーバッグで失敗しにくくなるのでオススメです。

 

是非、試してみてくださいね。