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ストレートティーについて考えるブログ

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ORT紅茶展②人を選ぶ編

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こんにちは、タナブです。

紅茶を買うにあたって考えることはいろいろとあると思いますが、その中での選び方の一例を紹介します。

今回は人を選ぶ編というか、用途が限られる紅茶編です。

 

その前に少しお話させてくださいね。


紅茶に限らないですが、多くの人が何か食べ物や飲み物を買うにあたって一番考えることは何かというと、「失敗したくない」ですよね。

 

お金や時間が無駄になりますし、まずい食べ物だと体調や生活に影響が出るので当然ですね。

 

でも世の中には何でも気になる物は買ってみて試す人もいます。

 

この違いは恐らく探究心もあると思いますが、「経験値の差」です。

 

経験値の差と言っても知識や勉強不足とかではなく、食品を吟味できるほどの場数を踏んでいるかという意味です。

 

まあ、食品じゃなくてもトリートメントとか化粧水でもいいかもしれません。

 

全く効果も使い方も味も分からないし、必要かどうかさえも分からないけど、とりあえず3種類買ってみた、みたいな人はまずいないですよね。

 

話を戻しますが、気になる物を買って試す人って、(全く味の想像がつかない物もあるかもしれませんが)だいたい味やその後をイメージできる段階まで来ているはずなんですね。

 

例えば、じゃが芋の麺である「カムジャ麺」はニョッキとかいももちを食べたことがあれば、じゃが芋でできたモチモチした物繋がりで「なんかうまそー」と思ってもおかしくないですよね。

 

まあ、スープは結構辛いので要注意ですが実際美味しいです。

 

もしくは、「今まで食べて美味しいと思ったことがなかったけど、出汁が効いてて好き」という新たな発見にもなるかもしれません。

 

僕は未だにあります。

 

で、他の物でもいいんですが、経験値が貯まるメリットは、失敗すら経験値に変えられるようになるのでストレスが大幅に軽減されることですね。

  

「うわ、まずい、最悪!」「マジで損したわー」と言うとただのマイナスですが、「高かったけど手作りとあんまり味変わらないかな」「安くてうまい、はあり得ないことが証明されたな」と感じることができればプラスにできます。

 

目安はソーセージの食感や風味、野菜スープの下味の付け方など、ただ単に「うまいかまずいか」以外のことが気になってきたあたりでしょうか。

 

これは僕が普段やっているやり方ですが、いい物(美味しい物)を選べているか、パッケージとか値段に釣られて変なのを買っていないかがよく分かります。

 

金色で「〇〇チーズ使用!」とデカデカと書いてても、「この値段でそんなにふんだんに使えるわけはないだろうな」と経験上分かっていれば釣られることも減ります。

 

まあ、「200円のチーズコレ以外全滅だな」とたまに美味しいのもあるので買って試すんですけどね(笑)

 

美味しいと幸せになれるのに加えてセルフイメージを高めたり、自分を褒めてあげられたりするので結構楽しいですよ。

 

生活に必須な食事という要素で楽しめるので結構オススメです(笑)

 

で、何故こんな話をしたかというと、定説通りにやるとうまくいかない可能性が高いものがこれから紹介する紅茶で、簡単に言えば「慣れていても、性質を受け入れられない商品たち」だからです。

 

経験だけではなく性質もセットで知らないとストレスになり得ます。

 

前述のことを念頭に置いて読み進めてもらえれば、紅茶に対する(将来されるかもしれない)誤解を解消できるかもしれません。

 

普通に飲んでいると気付かずに「何だコレ」の一言で棚の肥やしになってしまうかもしれませんので、覚えておいてくださいね。

 

1.TWINING アイリッシュブレックファースト

まずはTWININGのアイリッシュブレックファーストです。

 

amazon等ではなかなか高評価で、僕のよく行くスーパーでも売っていますが、要注意と言うか、僕と知り合い数人の意見ですがあまりにも特徴のない味で「目的を持ってチョイスできない」んですね。

 

ミルクティーに合うと書かれていますが、だいたい濃い目に抽出して砂糖を入れれば、ダージリンやニルギリ以外はまとまった味になります。

 

「ミルクティーにするならコレ!」ともまた別なんですよね。

 

ミルクティーにするならケニアイングリッシュブレックファーストの方が合いますし、いろいろと淹れ方を試してみましたがそこまで味が変わるわけでもなく。

 

水出し紅茶にしても特に美味しいというわけでもなく、「検索すると高評価な割には、ちょっと物足りないかな」と感じる可能性が高いです。

 

合うとすれば「コストパフォーマンスが良好で、ミルクティーに必要な濃さと渋さは欲しいけど、安いのから始めたい、ストレートは飲まない」という人ですかね。

 

それ以外に明確に向いている状況や人を選定できませんでした。

 

ただ、これは普段紅茶をよく飲んでいる人間の意見で多少なりともバイアスはかかっているので、あまりこだわらずにミルクティーを飲みたい人にはちょうどいい品かもしれません。

 

そこまで味が変わらないというのは、言い換えれば「どうやってもある程度同じような味になる」とも言えますからね。

 

もし買うならばそれを承知で買いましょう、ということでした。

 

 

2.ハロッズ イングリッシュブレックファースト ルースリーフ

高級紅茶として紹介されるハロッズですが、日本(地方)だとあまり手に入りません。

 

amazonで主に買うことになると思いますが、要注意な理由が2つあります。

 

まず1つ目は値段がコロコロ変わることです。

 

僕は2018/2/16に3980円で購入しましたが、今見るとだいたい2500円くらいで購入できますね。

 

3500円のもありますが。

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まぁ、販売者が違うのと2月当時はそれしかなかったので、仕方ない部分はあります。

 

僕はこれ自体は嫌いではなくて缶がちょっと高かったかなくらいに思いましたが、まぁ、3000円はちょっと高い気がしますね。

 

問題はもう1つの理由のほうです。

 

ハロッズイングリッシュブレックファーストって、言わば「無糖の純ココアを非常に飲みやすくしたような味」なんですね。

 

砂糖やミルクを入れたくなるような味です。

 

僕はケニアとかアッサムが好きなので全然問題なかったのですが、値段から、イングリッシュブレックファーストにはない優雅な香りや夢のような味を想像していると肩透かしをくらう可能性が高いです。

 

あなたはココアが好きでも、何も入れない純ココアは好きですか?

 

好きなら問題ないと思いますが、まずは森永の純ココアなどを飲んでから買うことをオススメします。

 

そこで「あ〜、なんとなくココアの風味(売ってるアイスココアのクリームの風味じゃないですよ?)好きかも。でももう少し苦くないのがいいな〜。」と感じた人はいいかもしれません。

 

が「ココアって砂糖もミルクも入れないと全然美味しくないじゃん…」という人は要注意ですね。

 

イングリッシュブレックファーストなんだからミルクティーにすればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それはハロッズじゃなくてもいいです。

 

わざわざ他の紅茶の倍の金額を出して、満足度も倍にできるか?と言われれば、それこそ人を選びますから。

 

PCみたいな物かもしれませんね。

 

「性能は約40%アップですが、価格は100%アップ」みたいなものを感じるので、僕はオススメできません。

 

ハロッズイングリッシュブレックファーストは(お茶にしては)ココアっぽいんですが、他のメーカーのものはそうでもない物も結構あるので、特に英国仕様のトワイニングとかは試してみてもいいと思いますね。

 

安いイングリッシュブレックファーストでも別の種類の高めの茶葉よりも美味しくミルクティーが入ることもあります。

 

普段からミルクティーをたくさん飲むという人は、こちらをどうぞ。

 

 

ちなみに僕は英国仕様のトワイニングのミルクティーが好きです。

 

3.ディルマ ヤタワッテ

今回の記事はこのルフナの為に書いたと言っても過言ではありません。

 

聞き慣れない名で、僕はあるスーパーに行った時に見つけて買いましたが通販では見つけられませんでした。

 

ヤタワッテはルフナ茶葉なんですが、ルフナってどう飲めばいいか情報が少ないんですよ。

 

で、情報が少ないというのもありますが、ヤタワッテというよりはルフナ自体がなかなか特殊な茶葉なので人を選ぶんですよね。

 

ルフナってだいたい「熱湯で○分、長めでミルクティーにするとおいしい」と出てきますが、熱湯で淹れると物凄く渋いんですよ。

 

お茶なのでちょっと風味は違いますが、渋さの近いものを挙げれば、めちゃくちゃ濃い麦コーヒーでしょうか。

 

一番の問題は95℃以上を維持してポットで3分(やそれ以上)抽出しても、渋くなるだけでルフナの味が見えてこないことです。

 

80℃とか70℃でもうまくいきませんでしたし、渋い紅茶が欲しいだけならルフナを選ぶ必要がないのは言うまでもなく。

 

コレを飲んで「もしかしてルフナって熱湯ダメなのかな?」と思ってくれればいいんですが、ある程度経験がないと「何だこりゃ、まずいな」となる可能性が高いです。

 

まあ、過去に一度でもルフナを飲んだことがないとピンと来ないかもしれませんね。

 

ちなみにモスバーガーのルフナティーは、カップなので適度に温度が下がっていますし、質もあるとは思いますが1分程度しか抽出しないので飲みやすくなっているんだと思います(自分もモスではすぐ飲んでしまいます)。

 

周りを見てると結構みんな1分経たないくらいでティーバッグを揚げていました。

 

話が逸れましたが、ルフナを試しに選ぶのであればディルマは1500円なのでチャレンジするにはあまり安くはありません。

 

渋みが結構出る茶葉なので、ちゃんと熱湯で淹れてしまうと「えっ1500円もしたのに」となる可能性は高いです(僕はなりました)。

 

むしろちゃんと温度を95℃以上に管理している人の方が要注意かもしれません。

 

ちなみにミルクとお砂糖をたっぷりにする場合も別の茶葉のほうがいいです。

 

まあ、ストレートで美味しかったらミルクも砂糖もいらないはずなので、何だかんだ言って熱湯(紅茶は熱湯が常識)で飲みづらいと感じている人が多いんだと思いますよ。

 

そもそもお茶にも甘みがあっても、その甘みはミルクや砂糖と競合して負けるのは容易に想像がつきます。

 

チョコレートを食べた後にコーラを飲むのと一緒ですね。

 

やっぱり甘いものを美味しくするのって塩分やカカオなどの苦さや渋さであって、違った方向の甘さとかではないじゃないですか。

 

どうも「全ての紅茶にミルクが合う論」には疑問を感じざるを得ません。

 

あまり盛んではない紅茶こそ「ふーん…」ではなく「コレはうまいな」というレベルのものを人に勧めなければ意味がないですからね。

 

で、飲みづらいルフナをどうするのかと言うと、冷蔵庫で24時間抽出する水出し紅茶にします。

 

今まで4種類くらいしかルフナを飲んだことはないですが、どれも熱湯だとかなり気を遣って淹れても渋みがキツイのに対して、水出しは驚くほど味が変わり、失くした物をようやく見つけた時のような、全てが腑に落ちたような感覚になります。

 

水出しの「渋みが出にくい点」が他の紅茶よりもかなり影響が大きいんでしょうね。

 

味はうまく表現できないですが、ちょっと花っぽい香りがします。

 

熱湯では感じとることのできない香りです。

 

ちなみに「熱湯で淹れて渋かったら薄めて飲めば…」と思うかもしれないですが、薄めても味が見えて来ないので、そもそもルフナのうまみは高温では出ないんじゃないかとさえ思っています。

 

それか渋みに掻き消されてしまっているかですね。

 

うまみも薄まってしまうので、薄くはなっても美味しくはなりません。

 

渋いのも紅茶のうまみの1つという人はいいと思いますが、今のところルフナは水出し以外はあり得ないです。

 

ただし「単にそう飲むしかない」のではなく、「水出し紅茶というジャンルで見た際のルフナの水出し」はなかなかの美味しさなので、個人的にはオススメです。

 

でも人を選ぶのは確かなので、試すなら余裕があるときにしてくださいね。

 

これからも更新していくので、楽しみにしていてください。