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ストレートティーについて考えるブログ

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紅茶をプレゼントするのは難しい

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こんにちは、タナブです。

 

あなたは、「誰かに紅茶をプレゼントしたい」

と思ったことはありますか?

 

もしくは誰かにプレゼントしようと考えている真っ只中ですか?

 

紅茶で喜んでもらうのは難しいんですよ。

 

何故だか分かりますか?

 

主な理由はやはり紅茶が一般的でないのに加えて、特殊な飲み物だからですね。

 

紅茶はコーヒーと違って「だいたいこんな味」というイメージを持ってない人も多いですよね。

 

何度も記事で書いていますが、メジャーな淹れ方とされる熱湯の紅茶は、一部を除いて非常に飲みづらいという状況です。

 

で、「こんな味なのね」で済めばいいんですが、「思ってたのと違う」とか、「(主に淹れ方のせいで)苦くてまずい」となってしまったら紅茶離れが加速しそうですよね。

 

もちろんそれはいいプレゼントではありません。

 

でも、紅茶って手軽に飲める嗜好品の中で最も美味しい飲み物だと僕は思っています。

 

その素晴らしい飲み物を大切な相手に確実に届けるためにも、この記事を参考にしてくださいね。

 

缶がステキとか香りがいい(香りがいいだけ)ということで、「あげるという行為」自体をしたい自己完結型の人はいいかもしれませんが、せっかくあげるんですから喜んでもらいたいですよね。

 

貰ったはいいがどうやって飲む?

茶葉の種類ごとの飲み方とか淹れ方を把握している人ってあまりいないと思うんですよ。

 

普段から紅茶をよく飲んでいる僕の知り合いも、「1〜2分くらいかな?」とか「アールグレイとセイロンしか飲まないかな」という感じです。

 

で、紅茶の飲み方を把握していない人は「どうやって飲むんだろう?」とwebで検索するはずなんですが、前述のようにコレが曲者なんですね。

 

例えば、ダージリン 飲み方」で検索すると

 

「ティーバッグで1分30秒、リーフなら3分」

「熱湯で2分(とか3分)、ミルクの場合1〜2分長く」

ダージリンにはカフェインが多い?」

ダージリンの歴史」

などと出てきます。

 

まあ、キュレーションサイト風の「〇〇は△△?」とか「飲み方を調べたはずなのに、最初にいらない歴史の講釈をしてくる」のは論外として、紅茶の淹れ方の選択肢が少なすぎないですか?

 

「紅茶って95℃の熱湯以外にも水出し紅茶もありますし、80℃、70℃、60℃、10℃(冷蔵庫での抽出)で味が変わるので、抽出時間含めて、自分に合った飲み方を見つけましょうね」とか「こういう風なのが好きな人は〇〇」、「その紅茶は水出しでも渋いから、そもそも淹れ方を変えてもダメ」とか全然出てこないじゃないですか。

 

例えばダージリンのファーストフラッシュは緑茶みたいな味なので、カロリー以前にミルクティーにするには人を選びますし、「もしファーストフラッシュが合わなかったら?」という選択肢が用意されていないので、「高いのに合わなかった→解決策がない→2度と紅茶なんか買うか」となるかもしれないですよね。

 

飲んだことがある人は分かると思いますが、ファーストフラッシュは緑茶と言っても抹茶のような味ではなく、甘みが少なく渋みがより際立った緑茶という感じです。

 

当初は僕も「アレ?昨日紅茶入れたはずなのに?」と思いました。

 

それにミルクと砂糖を入れて美味しくなるかと言うと…です。

  

今は5つ目か6つ目あたりで、ようやくいろいろな飲み方が書いてあるAHMAD TEAさんが出てきますが、紅茶を好きなわけでもない人がそんなに紅茶のためにいくつものサイトを見るかと言うと、微妙なわけです。

 

で、検索したトップ3に出てきた熱湯の淹れ方でうまく飲めなかったら、「紅茶っておいしくない」と思われてもおかしくないですよね。

 

コレが紅茶をプレゼントするのが難しい一つ目の理由です。

 

他にも、熱い状態よりも冷めた状態のほうがより味を感じるので、「アイスティーの方が香りとかうまみがよく分かるのでは?」とかいったような記事はなく、「これが正しい飲み方です」がほとんどです。

 

「調べたけど詳しく書いてある記事とか自分に合った提案が出てこない…」となったら、また紅茶を飲もうとはならないですよね。

 

相手にそう思わせてしまうプレゼントはNGです。

 

アイスからホットへ

プレゼントに紅茶を選ぶのが難しいもう一つの理由が、熱湯での抽出は失敗しやすいということです。

 

どういうことかと言うと、上述の「熱湯で〇分」を何とか見つけ出し、さあ、飲んでみようと思っても「美味しく飲めるかどうかの保証がない」んですよ。

 

美味しいかどうかは人それぞれですし、「紅茶は渋いけど、それが美味しい」とか言われたら、ん?ってなりません?

 

なんか、短所を無理に都合のいいように解釈しているような気がしないですか?

 

紅茶の渋みって、緑茶みたいな強い甘みも感じる渋みではなく、エグみに近い場合がほとんどなんですよ。

 

お茶は好きだけど渋いのは嫌だという人もいますし、自分の好きな渋みかどうかさえ分かりません。

 

人を選ぶんですね。

 

僕も知り合い数人に緑茶と紅茶を淹れたことがありますが、緑茶は(紅茶用ポットなので)ある程度適当に淹れて渋くても「そんなに悪くない」「普通に飲みやすい」と言われますが渋い紅茶は「(数秒無言の後に)うーん…」「ちょっとお砂糖かミルク入れてもいい?」と言われました。

 

このように、緑茶は飲み慣れているというのもあるかもしれないですが、紅茶の渋みが美味しいと言われたことは一度もないんですね。

 

しかもその時用意した物は、緑茶が100g400円なのに紅茶は100g(商品自体は200g入り)あたり約800円ですよ(笑)

 

上記の知り合いはそんなにたくさんお茶を飲む人たちではないので、割と参考になると思いました。

 

仮に渋みを嫌って抽出時間を1分とか2分にしたとしても、当然味が薄くなるので「美味しい」というよりは「飲みづらくない」程度でしょうか。

 

あと温度も問題ですね。

 

熱湯のほうが「渋いというかエグくなる」のは当然なので、「味が分からないような熱さ」と共に不快な要素が少なくとも2つあるわけです。

 

マツコの知らない世界でも、マツコさんがうまいかどうか以前に「熱い!」と言ってたように、味を邪魔する要素があるんですよ。

 

ならばと思って熱々を冷ますと今度は、「渋みばかりが強調されてよく味が分からない…」という紅茶も結構あるので、冷めるまで待つのもあまり効果的とは言えないんですよね。

 

、ようやく吟味できる状態になっても、これだけの後にそもそもその茶葉自体が合わなかったら…恐らく2度と紅茶を飲もうとは思わないでしょう。

 

当然それが喜ばれるプレゼントなはずもなく。

 

こんなに美味しさを感じることを邪魔する要素が多かったら飲むだけで疲れてしまいます。

 

そこで僕はアイスティー(水出し紅茶)をオススメします。

 

アイスティーならどうかと言うと、長時間置くと味は濃く出てても渋くなりにくいですし、熱くもなく、いつまでも氷が溶けないくらい低すぎる温度でなければ「この味は好みか?」くらいしか吟味する要素がないので、楽ですよね。

 

単に合うか合わないかをジャッジしやすいわけです。

 

水出し紅茶はちゃんと紅茶の香りを抽出できないとも言われていますが、少なくともエグい状態より美味しく飲めるのは間違いありません。

 

というか、紅茶の本来の飲み方はむしろ水出し紅茶なんじゃないかと思ってしまうほど僕は好きな淹れ方です。

 

最後は人によるところはありますが、「ちょっと物足りないかな?」ということはあっても「苦くてまずい」となってしまうことが少ないのもメリットです。

 

ダージリンのファーストフラッシュは水出しでも相変わらず渋いですが。

 

あと、ミルクティー向きと言われるアッサムやケニアも常温だと結構渋くなるのもあるので、それらは冷蔵庫が必須になりますね。

 

結局「渋くて熱い状態」と「常温もしくは冷蔵庫から出してちょっと置いた状態」のどちらが純粋に紅茶の味を楽しめるんでしょうか、という話です。

 

なので、茶葉が合わないのは仕方ないですが、貰った人はまず水出しかアイスティーにするのがオススメです。

 

ただ冷蔵庫に中一日置いておくだけなので。

 

で、だいたい好みが分かってきたら、熱湯だとどうなるのかな?にシフトして行けばいいと思います。

 

もしプレゼントするならば、最低限それを伝えるのをお忘れなく(笑)

 

自分が淹れてあげよう

ここまでで紅茶をプレゼントするのには待ったをかけたんですが、やはり相手のことを考えるなら「相手のために紅茶を淹れてあげる」のが一番いいと思うんですよ。

 

プレゼントする以上は得体の知れない物ではなく、自分が自信を持っておすすめできる物をあげるべきじゃないですか。

 

「何故これを選んだの?」と聞かれたときも、「水出し紅茶が一番手軽な淹れ方で、尚且つ水出しで一番美味しく飲める茶葉だから、負担になりにくいと思って」と言われたら、「女性=紅茶だから」とか「男性って何となくこんなの好きそうだから」に比べて、余計な反感を買わなくて済みますよね。

 

実際、熱湯で淹れるときには温度管理がどうだとかポットがこうだからとか言われたら、初めて飲む人からしたら面倒臭いでしょうから。

 

プレゼントに選ばれやすいフレーバーティーなんかだと、知らない人が普通に淹れてもまず美味しくならないですからね。

 

なので、そういう空気を作らないようにコントロールすることも含めて、自分が淹れてあげるのが一番だと思います。

 

で、「紅茶ってちゃんと淹れると美味しいんだね」とか「どこで売ってたの?同じメーカーの違う商品も気になるな」と言われたら、そこで初めて紅茶単体をプレゼントするほうがお互いのためになりますよね。

 

上記のように言われたら相手も多少興味を持ってくれてはいるはずなので、開封すらしていないという状況にもなりにくいはずです。

 

もしかしたら、別の好みを知るきっかけになるかもしれないですね。

 

そのためにまずは自分が美味しいと思う紅茶を探しましょう。

 

初めは安くても高くてもどっちでも構わないですが、どうしても紅茶選びに困っている人は他の記事も参考にしてみてください。

 

また、紅茶に限らず、「自分はこの商品のここが美味しいと思った」という感情が少し乗ると、相手も「自分はこう思う」とか「実はこういうのが好き」といった思いがけない情報が手に入るかもしれませんよ。

 

それでは、素晴らしいプレゼントを!