みんなの好きなフルーツが使われた紅茶はおいしいのか? 「ル・コルドンブルー 4種の赤い果実ティー」
私の知り合いでもそうなんですが「いい香りの紅茶が飲みたいけど、実はアールグレイくらいしか思いつかない」という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
やはりお店でも「アールグレイやベルガモット系のブレンドが人気ですよー」というお話をされますが、なぜアールグレイが人気なんでしょうか。
これは私の考察になってしまうんですが、日本の果物消費量ランキングを見てみるといいかもしれません。
データにもよるんですがランクインしているのは「みかん」「りんご」「バナナ」ちょっと順位が下がりますが「その他の柑橘」で、確かにフレーバーティーに使われている香りと合致するものがありますね。
剥いたみかんの皮はアールグレイっぽい香りがしますし。
それもあって、普段から食べている、紅茶になっても味が想像しやすそうなアップルティーやアールグレイがやはり売れているのかな?と(よく分からないから聞いたことあるやつがいいかな、というのもあるかもしれませんが)。
というわけで今回紹介したいのが「ル・コルドンブルー 4種の赤い果実ティー」になります。
なぜこれなのか?と言いますと、フサスグリとラズベリーの他に「ストロベリー」と「チェリー」が使われているからです。
いちご(野菜に分類されることが多いみたいですが)は消費量が上位入りしていて、さくらんぼはギリギリではありますがランクインしているため、どちらも人気のある果物です。
つまり何が言いたいかというと、今回紹介する紅茶は、形が違うだけで実は皆さんの親しんでいる・好きな果物がたくさん含まれているんですよ。
髪型や服装が変わっただけで、実は皆さんの友人や家族だったみたいな感じですかね。
興味が湧いてきませんか?笑
上記2つもそうですが、ラズベリーとかレッドカラントなどもふつうに買うと高くつくかと思うので、お手軽にそれらを楽しめる商品としてもいいかもしれませんね。
ということで、本題に入ります。
もはやお茶ではないかも
フルーツティーではなくチェリー、ストロベリー、ラズベリー、フサスグリ(レッドカラント)の4種を使ったフレーバーティーです。
香りは非常に良く、紅茶が好きな人はもちろんフルーツが好きな方にもオススメできます。
もちろんカロリーはゼロっす。
他のル・コルドンの紅茶であるアールグレイやアップルティーはお茶好きな人向きというか、味のほとんどが茶の味で、柑橘やアップルが後味にほんのり…という感じなんですが、4種の赤い果実ティーは、香りのおかげで液体が甘いかのように錯覚するためお茶感はあまりないです。
いれ方は、当ブログでオススメしているルール2の通り「エビアンと水道水=1:1」で冷蔵庫に24〜48時間で作ります。
まずはこれで作ってもらい、おいしいなと思ったら「軟水100%」「硬水100%」もやってもらってベストないれ方を見つけてもらえればよいかなと。
で、熱湯だと苦渋味が気になるんですが、水出しにすると茶葉が香りと合うのか、とてもまとまりのある飲み物になり「本当に紅茶なのかな?」と思うような味になります。
これ、「水出しでポテンシャルが最大になるような配合・香りにした」とメーカーやブレンダーに言われても納得できる性能です。
本当に熱湯でただ飲むのがもったいないくらいの味であります。
例えばですが、洋酒って薄めて飲むことが多いと思いますが、だからといって同じ洋酒であるワインは薄めては飲まないじゃないですか。
まあ、ちょっと炭酸水を足すとおいしくなるものもありますが、基本薄めないと思います。
それと同じというか、似たようなものをイメージしてもらえれば。
何が言いたいかというと「紅茶だからといってこの果実ティーを熱湯でいれるのは、洋酒だからってワインを水割りにしているようなものだぞ」といった感じに変換して思い出していただければ。
古代ギリシャでは(現代より度数が高かったそうですが)ワインを水割りにしていたそうなので、まあ、今手に入る普通の12度くらいのワインを水で薄めていると同じだぞ、といった感じですかね。
「定説通りにやるとうまくいかぬぞ」というニュアンスが伝わればOKです。
まあ、あまりに香りがよいので缶を開けた瞬間に「これ、ふつうに作っていいのかな(普通にいれたら苦いよな?)」と思う人もいるかもしれませんが。
4種の赤い果実ティー まとめ
- エビアンと軟水を1:1でいれる
- 茶葉は200mlにつきメジャー1杯か3g、冷蔵庫で48時間
でOKです。
皆さんフルーツとかベリーが好きかと思いますが、ガムやジュースよりも断然いい香りです。
そんな飲み物に苦みがあってごらんなさいな。
ラズベリーとかチェリーが苦かったら嫌じゃないですか。
なので、渋みのほとんど出ない水出し紅茶にしよう!と覚えておいてくださいね。
余談ですが、日本香料工業会によると、香料はいい物ができた!というのではなくて、納品先によって安くしないといけないそうです。
しぜんにある食べ物のニオイは、どんなものが入っているかほとんどわかっているからつくるのはそんなにむずかしくないんだ。ただ、商売(しょうばい)だから安(やす)くつくらなければならないし、きょうそう相手(あいて)もいるのでお客さんやさいしゅう製品(せいひん)をかう人にすかれるニオイをつくることが大事(だいじ)なんだ
と書いてあることを深読みすると、そこそこの紅茶は結構いい香料を使っているから高いのか、、、
茶葉の質だけを考えるとそんなに高くはないはずなので、半分以上は香料の値段だったりするかもしれませんね。
しかし、それも納得のいく味であります。
ぜひお試しを。