old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

20180421162403

失敗知らずの紅茶攻略メソッド part1

f:id:ironsides:20180418170041j:plain

こんにちは、tanabuです。

 

紅茶の淹れ方って皆さんはいくつご存知ですか?

 

コーヒーだと97℃〜93℃で味が違う、みたいなのがあるそうですが、実は紅茶にもいろいろ淹れ方はあるんですよ。

 

まあ、全ての紅茶に当てはまる淹れ方はないですし、同じアールグレイとかダージリンであっても全く趣向が違う物もあります。

 

しかし、これから紹介する淹れ方と特徴を知っておけば、だいたいの紅茶は問題なく飲めるようになると思います。

 

自分が紅茶に合う淹れ方を検討した結果ですが、紅茶には9通りの淹れ方があります。

 

1.軟水で沸騰直後もしくは直前の熱湯
2.硬水で沸騰直後もしくは直前の熱湯
3.軟水200cc:熱湯600ccで倍の時間
4.軟水で冷蔵庫に24時間
5.硬水で冷蔵庫に24時間

6.軟水のお湯を沸騰させた後、10分置いてからポットを温めずに注ぐ

7.5で抽出したものに熱湯を注ぐ

8.5分程度沸騰させたお湯を使った1の方法

9.規定レシピより茶葉を少なく、時間を長く

 

です。

 

1つずつ見ていきましょう。

 

1.軟水で沸騰直後もしくは直前の熱湯

最も基本かつオーソドックスな淹れ方ですね。

 

だいたい紅茶の缶や箱の裏に書いてある「お湯150ccにつき3g、3分」とか「お湯200ccにつき2.5g、4分」を参考にすれば間違いはありません。

 

ちなみに本によると、ブレンダーの方々はこの缶や箱のレシピで飲むことを前提に調合しているそうです。

 

水出しとか70℃用のブレンドではないということですね。

 

やはり最初はこの淹れ方を…と言いたいところですが、いろいろ試した結果、この淹れ方が1番おいしい紅茶は少なかったので、何か理由がなければ他の淹れ方をオススメします。(2018/12/17改訂しました)

 

後述しますが、1,2共に香りが飛びやすいので少量淹れるのに向いています。

 

2.硬水で沸騰直後もしくは直前の熱湯

硬水と言った場合、最も手に入りやすいミネラルウォーターのエビアンを使います。

 

コントレックスエビアンと同じ硬度300程度まで薄めて使ったことはあるのですが、やはりエビアンのほうがおいしいです。

 

肝心の味ですが、人によって感じ方は違いますが、香りは軟水よりも抑えられます。

 

ただ、液体そのものに紅茶の味が移るというか、最後まで味のする紅茶になるので、むしろ硬水よりおいしく入る場合も多いです。

 

メリットを挙げると、

「比較的渋みが抑えられる」

「甘みを感じやすく、飲みやすい」

「既に水の中にミネラルが入っているので、濃くなりにくい(そのため抽出時間が長め)」

デメリットは

「香りは立ちにくい」

「渋みがあっておいしい茶葉では、うまみを1つ損なう可能性がある」

「高くはないが、水代がかかる」

と覚えてもらえれば問題ありません。

 

軟水(=ほぼ水道水を指す)は、地域によって硬度が違ったり水質がまちまちだったりするので、いくら「水道水で紅茶を淹れましょう」と言っても発信者と同じ味にはなりません。

 

その点、エビアンを使う場合は現地での味の違いこそあれど、塩素なども入っておらず品質も安定しているので食い違いが少ないのは良いですね。

 

硬水のほうがおいしい(傾向がある)紅茶の代表は

ダージリン

「アッサム」

イングリッシュブレックファースト

です(おそらく手に入る物の多くが、硬水向けにブレンドされているため)。

 

3.軟水200cc:熱湯600ccで倍の時間

これは、意図的に60℃〜70℃を作り出す方法です。

 

茶葉は既定の70%程度、抽出時間は2倍から始めたほうがいいと思います。

 

物によっては10分でも大丈夫です。

 

ちなみに、1と2の方法は香りの立っている淹れたてがおいしく、冷まして飲むには向いていません。

 

抽出時間が短いのに加えて、高温であるほど香りや渋み、タンニンばかりが抽出されるので、茶葉の甘みやうまみはあまり出ないからです。

 

たくさん淹れてしまった場合、ある程度の温度を下回ったあたりから、急に香りのない渋くて微妙な紅茶を飲むことになってしまうんですよ。

 

実際あなたもゆっくり紅茶を飲んでいて「アレ?最初悪くなかったのに…」となったことはあるかもしれませんね。

 

そこで「熱々じゃなくてもいいから、ゆっくりおいしい紅茶を飲みたい」という場合、この3の方法が使えます。

 

60℃〜70℃の低温なので香りはあまり立ちませんが、飲んだ時に「香りによって最初に感じられる味」が弱まりますが、後味(余韻?)が濃くなります。

 

また、渋みが出にくく茶葉の持ち味や甘みが分かりやすくなるのも良い点ですね。

 

「キームン」や「ダージリンのファーストフラッシュ」のような、お茶の香りがおいしさと直結する茶葉よりも、渋みのせいで割を食っている「アッサム」や「ダージリンセカンドフラッシュ」などに向いています。

 

味を想像しにくいと思うので、試しにやってみてください(笑)

 

ちなみに測るのが大変だという方は、沸騰した熱湯600ccに冷蔵庫に入れた冷水200ccを使うと毎回温度をほぼ一定にできますね。

 

夏場とか暖かい日の常温の水200ccだと80℃近くなることがあるので、冷蔵庫で冷やす方が確実に60℃〜70℃の状態を作れます。

 

4.軟水で冷蔵庫に24時間

いわゆる水出し紅茶ですね。

 

消毒した容器に普通の分量よりも少し茶葉を多めに入れ、冷蔵庫で24時間待つだけなので簡単です。

 

ごく低温なので渋みはほとんど抑えられ、それでいてうまみも出ていて、熱湯とは全く毛色の違う紅茶になります。

 

ただしこちらも同じく、香りがおいしさと直結する茶葉では物足りなくなる可能性が高いです。

 

香りがおいしさと直結するというのはフレーバーティーではなく、茶葉そのものが強めの香りを持っている紅茶です。

 

水道水は塩素が入っていたり時期によって微妙に苦みがあったりするので、雑味のないミネラルウォーターが一番おいしく飲めると思います。

 

メリット

「渋みのせいでおいしくなかった茶葉をおいしく飲める可能性がある」

「渋みに阻害されずに茶葉の持ち味を味わうことができる(渋みが出る寸前のような味になる)」

「かなり飲みやすくなる」

「フルーツや花のような、甘みと関連する香りの紅茶と相性が良い」

 

デメリット

「すぐに飲むことができない」

「香りが重要な茶葉(プリンスオブウェールズイングリッシュブレックファースト)ではおいしくならない」

「ミルクティーにできない」

 

5.硬水で冷蔵庫に24時間

比較的高価格な、甘みと関連する香りの紅茶を水出し紅茶にするなら硬水がおすすめです。

 

具体的に言えば、「多くのマリアージュフレール」、「フォションダージリンF.O.P」、「ル・コルドンブルー 4種の赤い果実ティー」などですね。

 

こういった着香紅茶や、いわゆるマスカテルフレーバーのような「香りの質が重要な紅茶」は、硬水の水出し紅茶が良いです。

 

前に何かの記事で書きましたが、軟水の水出しは最初の一杯はめちゃめちゃいい香りがしますが、それ以降微妙なんですよ。

 

香りが抜けた感じというか。

 

一方硬水は、軟水ほど強い香りがしません(それでも十分おいしいです)が、最後までおいしく飲めるんですね。

 

着香紅茶ならば、強すぎる香りがむしろ丁度よくなるのもポイントです。

 

軟水が短い間にインパクトを与える「香りや爽やかさがおいしさの水出し紅茶」ならば、硬水は「堅実な味のおいしさの水出し紅茶」だと言えます。

 

香りが強く立たない仕様なので、カルディで売っているような「爽快感のあるアイスティー」は硬水で作るのは難しいです。

 

まあ、味に関しては本当に人によるので、軟水、硬水の両方でやってみることをオススメします。

 

香りが主役のフレーバーティー系は断然硬水がおすすめですね。

 

長くなるので、6〜9は次回に続きます。 

 

tanabu.hatenablog.com