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ストレートティーについて考えるブログ

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紅茶における味の評価の基準

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こんにちは、tanabuです。

 

「信用できる情報」の基準って何だと思いますか?

 

僕は紅茶やビジネスについて書いていますが、人脈ビジネスみたいにキャラクター性で売ったり、長い物には巻かれろ的な発信をしたりはしていません。

 

まあ、その辺はあなた自身が「こいつの言うことも一理あるな」と判断していただければと思います。

 

で、その信用できるかという基準というのは「絶対基準か相対基準か」なんですね。

 

紅茶の情報なんかもそうですが、あらゆる情報に「相対基準ですが」という前書きが必要なんじゃないかと感じています。

 

評価って「これは誰が食べても問答無用でうまいぜ!」というよりも「~と比べて」とか「~の中では」というのが多いですよね。

 

「嗜好品だから」で済ませていいのか?

おいしいと感じるかどうかは人それぞれで良いんですが、特に香りや味自体の表現が気になることってないですか?

 

例えばディンブラだと「バラのようなフラワリーな香り」、ダージリンだと「コクのある力強い味わい・爽やかなコク・若々しい風味」とかですね。

 

これで伝わりました?

 

ここに「これは相対基準ですが」と付け加えるわけですが、まあ考えれば分かることではあると思います。

 

ただでさえ香りの弱い紅茶が、そんなバラみたいなはっきりとした香りがするわけないんですよ。

 

ダージリンも同じです。

 

コク(という表現はキライですが)があるとは言っても、「バニラアイスの濃厚さ」とか「コーヒーの香りの口に残る長さ」をコクとしている人からすれば、正直色水だと思います。

 

だから、「紅茶の中では」とか「あえて近いものはと言われれば」程度のものなんですよ。

 

我々が手に入れられる範囲のものならば。

 

全ての茶園が協力して作った「1g100万円するような紅茶」ならばそんな香りがするかもしれませんが、まず無理ですよね。

 

自分も味の表現との食い違いがあるときは、「嗜好品だから」とよく言われましたが、それで間違ったものを選ぶ確率が上がって「常人には理解できないもの」と思われてしまうのって、損失だと思うんですよ。

 

実際、いい物に巡り会わなかったせいで興味を失っているだけの可能性だってあるじゃないですか。

 

あくまで相対基準の表現が多いので鵜呑みにすると危険ですし、絶対基準の「問答無用でおいしいもの」こそ我々が発信していくべきですよね。

 

相手の立場を考える

あと忘れてはいけないのが、上記にも連なるところはありますが「共有されていない前提」ですね。

 

自分はほぼ毎日紅茶を飲んでいるので、力強いコクとかシャープな渋みとか言われても何となく分かりますが、紅茶をあまり飲んだことがない人だとどうでしょうね。

 

実際に

「力強いコク→ただ苦いだけ」

「シャープな渋み→草みたい」

 と表現されたことがありました。

 

「コクがあるからと言われて買ったけど苦いだけだった」

とか

「シャープって言うから、尾を引かない渋みを想像していたけどそもそも渋くなくて、期待と違った」

という問題が、上記の人たちに起きてもおかしくないですよね。

 

紅茶の中では褒め言葉かもしれませんが、上記の言葉を聞いてあまりおいしいイメージが湧かない人もいると思います。

 

「所詮お茶だから」とか「ダージリンのだいたいの味が分かった上で」という前提がなければ曖昧な表現は逆効果になるか、かえって不信感を募らせることになります。

 

だからと言って「つべこべ言わずに買って飲め」だと意味ないので、分かりやすい物に例えるとか、欠点をあらかじめ伝えておくことが大事ですよね。

 

完全に合わない物もあるとは思いますが、ちょっと説明すれば解決できる可能性もある問題じゃないですか。

 

それに、そういった物がおいしい飲み物(or食べ物)というカテゴリに入り込めるかと言われれば、ちょっと微妙ですよね。

 

こちらでも書きましたが、「紅茶ツウにしか分からない味」と「ツウでなくとも飲んだ瞬間にうまいと分かる味」とどっちが本当においしいと言えるのか?ということです。

tanabu.hatenablog.com

 

ちなみに、そういうことを減らせるように自分は紅茶マニアよりも「紅茶にあまりいいイメージをもっていない人」とか「紅茶をおいしいと思ったことがない人」に向けて発信しています。

 

「相手の立場に立って考える」と言うとありきたりな感じはしますが、これらの「相対的に見て」と「前提の共有」を意識するだけで随分良くなると思いますよ。

 

紅茶を買うときは「甘みがあると言っても砂糖は入ってないからな」とか「コクと言っても、カレーみたいに色々な味がするわけないよな」とフラットな視点で選ぶことをおすすめします。