old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

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おいしいミルクティーはカレーライスで作る

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こんにちは、タナブです。

 

何のこっちゃと思いました?(笑)

 

ミルクティーの作り方は人の数だけあると思うのですが、実はカレーのルールを参考にするとおいしく作れるんですよ。

 

おいしさも人はよって違うとは思いますし、「好きに飲ませろ」と言われるかもしれません。

 

でも、これを知っておくと「わざわざ作る価値のある、おいしい(プラスの)ミルクティー」を作りやすくなりますよ。

 

プラスのミルクティーについてはこちらから。

tanabu.hatenablog.com

 

ちなみに大前提として、「砂糖のおいしさをミルクティーのおいしさと勘違いしていないか」という点はあなた自身の心に聞いて理解しておいてください。

 

カレーのルール

カレーのルールと言っても、特に難しいことはありません。

 

ルールは

「箱の通りに作る」

「ルウを入れるときは火を止める」

「水の量を厳守」

ですね。

 

それぞれS&Bさんやハウス食品さんから引用させていただきました。

 

で、これをミルクティーに落とし込むと

「箱の通りに作る」

→余計なものは足さない


「ルウを入れるときは火を止める」

→茶葉を入れるときは火を止める(煮ない)


「水の量を厳守」

→水の量でミルクの量が決まる

 

ということになります。

 

1.余計な物は足さない

余計なものとはつまり、砂糖やメープルシロップ、ジャムなどですね。

 

まあ、紅茶にケチャップとか醤油を足す人はいないと思うので「糖分」と考えてもらって大丈夫です。

 

普通のミルクティーのおいしさは甘みの影響が大きいのですが、甘くなくてもおいしいものを作ることはできるんですよ。

 

砂糖を足さないと飲みづらいミルクティーはおいしいとは言えないので、「甘みを足してマイナスがゼロにはなっても、プラスにはならない」んですね。

 

飲みやすくはなりますが、飲みやすいとおいしい、紅茶の味がするというのは違いますから。

 

ほら、紅茶花伝とかスタバのフラペチーノとかもおいしいですけど、紅茶の味ではないじゃないですか。

 

もし茶葉を選んでミルクティーを作ろうと考えているなら、砂糖でごまかしたものではなく、茶葉の味を活かしたミルクティーにしたいですよね。

 

しかも、紅茶のうまみと糖分の味はほぼ両立しないので、砂糖が紅茶を引き立ててくれるということはまずないと思ってください。

 

イングリッシュブレックファーストも砂糖を入れたくなる香りではありますが、そこまで合うかと言われると「人による」かなという感じはしますね。

 

ミルクは自信をもってオススメできますが、砂糖はメーカーによる、という具合ですね。

 

よって「砂糖を足すかどうか」を吟味するのは、「実はミルクティーは好きだけど紅茶自体は好きではなかった(=砂糖の味と、渋みさえあればいい)」と分かってからですね。

 

それを確かめるために、まずちゃんとした作り方を知りましょう、ということです。

 

2.茶葉を入れるときは火を止める(煮ない)

あなたも高温になるほど渋みが抽出されるというのは、聞いたことも体験したこともあると思います。

 

紅茶は香りが飛びやすいですし、煮ると渋みどころかエグ味とさえ感じるような味になります。

 

熱湯の渋みのほうがまだマシで、煮た茶葉の渋みは薄めても飲むのがツラいくらいエグいです。

 

ちなみに牛乳で煮た場合は渋みも出ないですが、紅茶の味もちゃんと出ないので、どうしようもなくなります。

 

まあ、渋みが欲しい場合は安い茶葉ならいいかもしれないですが、いい茶葉だと個性を潰すことになります(茶葉の美味しい部分は熱湯では感じ取れません)。

 

ミルクを入れても味はするので、出ていることには出ているはずですが、やはり渋みがネックですね。

 

で、その渋みが出た結果いわゆる「悪い部分をミルクや砂糖でごまかす」感じになってしまうんですね。

 

さらに「渋み・甘み・ミルク・温度による紅茶の味の変化」が混在する中で、特に強い味のミルクと渋みに紅茶の味が負けます。

 

それを見極め(飲み極め)ようとしたらテイスティング大会になりそうですが(笑)

 

まあ、渋みはどんな安い紅茶でも得られるので、もし煮出したいならば100g500円くらいの安い茶葉をおすすめします。

 

質の良い茶葉の利点は渋みではないので、わざわざ倍の値段を払う必要はないということですね。

 

いずれにせよ「茶葉を煮る」のはマズさにもろに直結する行為なので、砂糖たっぷりにでもしない限りかなり非推奨です。

 

3.水の量を厳守する

実はミルクティーの作り方として「ミルクを少量使うレシピ」と「ミルクをたくさん使うレシピ」があるんですよ。

 

どちらにするかは水の量で決まります。

 

ちなみに、ミルクは大まかに分けて「特濃」と「普通の牛乳」があります。

 

特濃はまあ、パッケージに書いてあるのでそのまんまですね。

 

いわゆる乳飲料と呼ばれる物で、牛乳と名乗ってはいけないそうですが、この特濃がイギリスで作られるミルクティー用のミルクに近い物らしいです。

 

で、それ以外の成分無調整とか低脂肪が普通の牛乳ということですね。

 

どちらのミルクティーでも特濃を使います。

 

理由としては、普通の牛乳(乳飲料でないほう)はミルクティーにするには薄いからですね。

 

カレーもそうですが、ルーの味がおかずとしてちょうどいいくらいだとライスと一緒に食べたときに物足りなくないですか?

 

ルーとライスとを一緒に食べたときにベストになるようにしたほうが美味しいはずですよね(そういう料理ですもんね)。

 

それと同じで、特濃でない牛乳はそのまま飲んでちょうどいいか薄いくらいなので、紅茶に入れても物足りないというか、あまり変化はないんですね。

 

そう考えると、多少毛色は違いますが「水で薄めている」のと同じと言えるかもしれません。

 

この状態は本来ミルクティーに求められる味とは違うので、砂糖を入れても何をしても美味しくはならないです。

 

また、ロイヤルミルクティーナポリタンみたいに日本産のようですが、砂糖が入っていることがほとんどなので、ジュースのようなポジションですよね。

そういったものは家で作るより買ったほうが早いです。

 

どうやって飲む?

さて、具体的にやり方を見ていきますが、調べればやり方はいくらでも出てくるので、ご存知の方も多いでしょう。

 

なので、どんな用途なのか?に焦点を当てていきたいと思います。

 

淹れ方はどれも「沸騰直後の軟水の熱湯で4〜5分」です。

 

ティーバッグならば150ccに1個がいいでしょう。

 

ミルクを少し使うレシピ

聞くところによると本来のイギリスのミルクティーは食後の口直しとか、リフレッシュに飲む物だそうです。

 

なのでこのレシピはマテ茶とか緑茶と同じ用途で、そのレパートリーとしてのミルクティーになりますかね。

 

味の濃い料理のお供にもイケそうですね。


作り方としては、普通に淹れた紅茶カップ1杯にミルクを10cc〜20ccです。

 

まあ、マグカップは250cc、ティーカップは200ccくらいではあるので、200ccに20ccとすると大体10%前後ということになりますね。

 

そこまで厳密にしなくても、おそらく50ccくらい入れても大丈夫ですが「たくさんミルクを入れるものではない」ということは覚えおいてください。

 

やってみれば分かりますが、とても飲みやすくなります。

 

熱湯で淹れるのですぐに飲めますし、ミルクが少し入ることで多少の渋さは気にならなくなります。

 

「取り立てて飲みたいものはないが、ミルクティーでも飲もうかな」くらいでもこの淹れ方がいいと思います。

 

ミルクをたくさん使うレシピ

一方、紅茶としてのミルクティーを求めているなら特濃を使うべきです。

 

紅茶としてというか「売っている紅茶は甘すぎて、ちょっと…」とか「ミルクティーは飲みたいけど、紅茶の味はしていてほしい」という場合ですね。

 

こちらは、濃さ2倍の紅茶:特濃=2:1の割合にします。

 

前述のミルクティーは薄めでしたが、こっちはかなり濃いミルクティーになります。

 

ポイントは茶葉の量を2倍にするという点ですね。

 

茶葉の味の全てを出すというよりは、最初に出てくる部分が欲しいので、時間を2倍ではなく茶葉を2倍にします。

 

まあ、いい茶葉であれば時間を置くと美味しくなることはありますが、そういったものはミルクに合う美味しさではないので、ここでは気にしなくていいです。

 

量を2倍にして作ると、例えば900ccほしい場合は600ccのお湯を用意し、茶葉を1200ccぶん入れ、完成したものに特濃300ccを足して完成です。

 

これで美味しいミルクティーができますよ。

 

ちなみに、理由は定かではないですが、最初に紅茶を濃く抽出する際にお湯が少ないとあまり美味しくないです。

 

浸透圧…ですかね?

 

これはティーバッグでアイスティーを作るときにも関わってきますね。

 

ティーバッグ5個ぶんを熱湯で出して、そこに水を足して1リットルにする」のが正しいアイスティーの作り方らしいです。

 

この際、熱湯300ccでティーバッグを出すのと600ccで出すのとでは、後者のほうが美味しいです。

 

もしやってみたい方はどうぞ。

 

日東紅茶とかリプトンを始めとするセイロンティーは、このアイスティーの作り方が合っている感じがしますね。

 

話が逸れましたが、上記のこともあり、ミルクをたくさん使うレシピではなるべく多めの量を作ることをオススメします。

 

ブレンドしてみよう

ここからは補足的な感じになりますが、使う茶葉も大事です。

 

やはりオススメはイングリッシュブレックファーストですね。

 

イングリッシュブレックファーストはミルクや砂糖を足したくなる味ですが、紅茶の味が見えなくなるので、足すならどちらか一方から始めるのがいいと思いますね。

 

で、イングリッシュブレックファーストが美味しいのは複数の茶葉がブレンドされているから、です。

 

これもカレーにちょっと通じるところがありますね。

 

スパイスも5種のブレンドより30種のほうが美味しいはずですし、なんならカレールーも混ぜて使うと美味しくなりますよね。

 

アッサムとかキャンディはよくミルクティーに合うと言われていますが、1種類の茶葉だとどうしても単調な味になってしまうんですね。

 

たとえ高い茶葉を使ってもです。

 

なので、美味しいミルクティーを飲みたい場合はイングリッシュブレックファーストから始めてみてください。

 

ある程度慣れてきたら、余った茶葉や手頃な茶葉を買ってきて自分でブレンド…がいいかもしれませんね。

 

ちなみに、イングリッシュブレックファーストのベースというかうまさは「ケニア」じゃないですかね?

 

ケニアを50%、セイロン30%、あとは何かを合計20%とかやってみるといい具合になるかもしれません。

 

あとは、ちょっと冷ました熱湯のニルギリ+砂糖のミルクティーをアイスにすると、抹茶ミルクみたいなテイストになります(抹茶を買ってくるよりは手頃に似たような味が飲める…かも?)。

 

要研究です。

 

これで美味しいミルクティーは作れそうですね。

 

くれぐれもジュースを飲んで「これがちゃんとしたミルクティーなんだ」と思わないように気をつけてくださいね。