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ストレートティーについて考えるブログ

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ハンコックが教えてくれたこと

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こんにちは、tanabuです。

 

ジョン・ハンコックは200年以上前の人で会ったことはないので、伝記などでしか知りようがありませんでした。

 

アメリカ独立宣言に最初に署名したとされる人で、マサチューセッツ州の初代知事です。

 

いろいろとありますが、その中で自分が一番最も尊敬している点は、「アフリカ系アメリカ人女性に対する一般論への論駁署名をしたこと」、つまり「人は正当に評価されるべきだと主張したこと」です。

 

実際ここまで壮大ではなくとも、多数派に意見を投げかけるのはキツイものがありますよね。

 

詩は最高の表現

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当時奴隷制度で連れてこられたフィリス・ホィートリーという黒人女性がいました。

 

当時の黒人は知性や創造力を否定された存在でしたが、彼女は引き取られた先で白人よりも優れた詩を書くほどの才能を発揮したと言われています。

 

そこで出版・展示に当たって政財界や宗教界の人々に認められ、そこにハンコックが上の署名をしたそうです。

 

当時、知性の象徴である詩の中の「Poems on Various Subjects, Religious and Moral 様々な主題による詩 宗教と道徳」を書いたのは至高の人種「白人」ではなく、蔑んでいた黒人だったわけです。

 

まあ、厳密な資料がないので当時のことは分かりません。

 

政治的、商売絡みの裏側があったかもしれませんし、今だからこそ美談になっていても当時はそこまで好事ではなかった可能性もあります。

 

ただ、「黒人女性はそのような作品を生み出す知力を持っているはずがないという一般の主張に論駁するために証明書に署名した」という行動は、素晴らしいです。

 

「人として何ら間違ったことはしていない、むしろお前達のほうがおかしい」程度だったのかもしれませんが。

 

実際に我々がインフルエンサーや偉い人が言った事に「それは違うんじゃない?」と発言するには、自分の実績に対する自信やある種の支持・応援があったとしても精神的に難しいです。

 

しかし「蔑まれた者や弱者は全てが無条件で下等、自分達はここにいるだけで、どれだけ優れた下級人類よりも上の存在」みたいなことがあってはならなりません。

 

まっとうな世界で生きたい 

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「ステータスが善(白人)ならば何をしても善、カルマが悪(黒人)ならばたとえ人助けをしようと売名・利己目的」などと言われることがあります。

 

また、それに似たようなものとして「よいことはよい人に起こり、悪いことは悪い人に起きるという考え」を公正世界仮説と言います。

psychmuseum.jp

 

よく言われることでは、「特に着飾らない清楚で純朴な女子学生」と「露出の多い服を着て髪を染めている女性」が暴漢に襲われたときに、「後者のケースは被害者に落ち度がある」と考える人が増えるということがあります。

 

自分の知り合いの美容師さんも言っていましたが「若くて明るい髪色に染めている女性美容師」というだけで、不満を持つ人はいるそうですね。

 

技術に何の問題が無くても。

 

でも一方で、テイラーみたいなビシッとした恰好で、ガチガチの職人気質の美容師でも下手な人はいるわけです。

 

結局、人は「見て、聞いて、現物に触れて」みなければ分かりません。

 

一見この仮説は安寧をもたらしてくれますが、同時に盲信すればただの視野狭窄にも陥ります。

 

人脈ビジネス

「誰が言っているか」とか「言っている人の肩書きやステータス」で指導者なんかを選ぶと失敗します。

 

加えて、公正世界仮説がマインドコントロールに悪用されると、危険な組織になることも分かると思います。

 

だって、冷静に考えたら黒人やユダヤ人は排除しても何の問題もないっておかしいじゃないですか。

 

話の通じない邪悪なサイコパスや牛馬相手なら別かもしれませんが。

 

これは、小さいことながら身の回りでも当たり前に起きている現象です。

 

「自分達の言うことに従わない人は悪で、従ってくれるのは選ばれた人の証」「とにかく知り合いを作れば有名になれる・売れる・仕事をくれる」という人脈ビジネスがその最たる例でしょうね。

 

単純に気持ち悪いですし、限りなくグレーに近いビジネスなわけです。

 

それに、他人のフンドシで名声を手に入れたところで中身がなければ、自分にもお客さんにも価値を提供することができません。

 

だから僕は「そういった方面の」人脈が嫌いですし、正当に評価を下してくれる人としか仕事をしたくありません。

 

ジョン・ハンコックは僕にそのことを気付かせてくれました。