old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

20180421162403

「ジャンピング」はムダな労力である

f:id:ironsides:20180401220234j:plain

こんにちは、tanabuです。

 

紅茶といえば「ジャンピング」ですね。

 

実はジャンピングってムダな行為だって知ってました?

 

現在、「ジャンピング肯定派」と「ジャンピング否定派」が根強く二分されている感じがしますね。

 

茶の本や権威のある方々は肯定派、ネットや一部の専門店の方々が否定派という感じでしょうか。

 

否定派は、ジャンピングはそもそも結果的にそうなっているだけで、味に関係はないという意見ですね、

 

最近では、「ジャンピングって言っているのは日本だけ」という変な人も増えてきました。

 

紅茶をおいしくする要素

紅茶をおいしくする要素として重要なのは、

「1.茶葉の質」

「2.水の硬度」

「3.溶媒の温度」

です。

 

もっと細かく言うなら

「1は旨み」

「2はバランス」

「3は渋み」

というふうに分類できます。

 

温度も旨みに入るのかもしれませんが、不確定要素が多すぎるので、今回は1とします。

 

 茶葉の質

まず茶葉の質に関しては、そもそもおいしくない茶葉を使うと、持ち味以上のものをお湯か水だけで生成するのは不可能なので、どう頑張ってもおいしくなりません。

 

質は3つの中で一番大事な要素ということですね。

 

水の硬度

次に、水に関しては一般的には軟水の地域が多いそうなので、普通に淹れれば問題ないと思いますが、ダージリンやアッサムなどは硬水だとまた違った味わいになります。

 

基本的に軟水で問題ありません。

(青森の白神山地の水が硬度0なので、お住まいの地域の水がおいしくない方は、試してみるのもいいかもしれません)

 

これは正直好みになるので、最後の最後に気にするくらいで、あまり優先順位は高くありません。

 

ただ、フレーバーティーのように、硬水のほうがおいしくて、軟水だとおいしくないものもあります。

 

ただ、さすがにコントレックスとかクールマイヨールとかはダメですよ(笑)

 

硬度300のエビアンなんかが手頃ですね。

 

 

 

溶媒の温度

最後に、溶媒の温度ですが、基本的に温度が高くなるほど渋みの素が抽出され、水出しならば(元々渋いもの以外は)ほとんど渋くなりません。

 

結構渋みを気にしている人は多いようですが、渋みを嫌って抽出時間を1〜2分にした場合、茶葉の持ち味がフルに引き出されるかと言われれば、微妙ですよね。

 

渋くはならないですが、おいしくもなりません。

 

そもそも渋い紅茶っておいしいと感じたことありますか?

 

いろいろな記事でも書いてますが、「花のような甘ったるい香りがするのに苦いお茶」「りんごやバニラ、オレンジの香りがする苦い汁」って想像しただけで嫌じゃないですか?

 

水出しでもおいしさは十分に抽出されますし、渋みが強くなればなるほど甘みや細かな味を感じづらくなるので、「旨みがたくさん出ていたとしても、結果として飲みづらくなってしまった」というのは、あなたも経験としてあるはずです。

 

 これは茶葉の質と同じくらい重要な要素になります。

 

ジャンピングはどこに入るのか?

では、ジャンピングはどこに入るのかと言われれば、茶葉の旨みを引き出すアクションなので、1の茶葉の質関連の問題とします。

 

ここで重要なのが、茶葉には限界値があり、例えばどれだけ600円の紅茶を厳密に淹れても、普通に(もしくは水出しで)淹れた1500円の紅茶には、勝てないということなんですね。

 

全てではありませんが、イメージとしては「600円の紅茶の100点は、1500円の紅茶にとっては40点の味」といった感じでしょうか。

 

そのため、ジャンピングでいくら茶葉の旨みを引き出したところで、引き出す旨みがなければムダな労力になります。

 

言い方を替えれば、ジャンピングが起こったところで、それは他のちょっとした要素で簡単に覆ってしまう程度のものに過ぎない、ということです。

 

例えば、こくまろを使って何時間も手間をかけて、あめ色玉ねぎや最高級のにんにくを使っても、ジャワカレーを使って20分くらいで適当に作ったカレーのほうがおいしければ、前者の色々な手間はムダじゃないですか。

 

だったら、こくまろ→ジャワカレーにするのが簡単ですよね。

 

なので、我々が気にするべきところはもっと他にあります。

 

気にするべき要素

気にする要素は上記の

「1.茶葉の質」

「3.溶媒の温度」

「2.水の硬度」

で、順番は茶葉の質、次に温度、最後に硬度で問題ありません。

 

まず、1のいい茶葉に関しては、ストレートか?ミルクか?にもよりますが、まあ、まずはフォションでしょうね。

 

フォションのモーニングとダージリンの両方を飲んでおいしいと感じなければ、そもそも紅茶が合わないと言えるくらいの味ですから。

 

あとはマリアージュフレールのエロスですね。

 

もしストレートの紅茶選びに困ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。

 

次に3の温度ですが、規定通りの分量で熱湯と水出しの両方を試し、味の違いを感じることが近道です。

 

その際、あなたが渋みが苦手かどうかも重要になります。

 

個人的な解釈ですが、「水出しにして、渋みに影響されていない"茶葉の持ち味"がどんなものか?」を知り、その後「この味にいつもの渋みが加わって、おいしいと思えそうか?」を考えてから熱湯にシフトしていくと、失敗しづらいですよ。

 

最後の2の硬度ですが、「茶葉そのもの」を味わいたいなら軟水、バランスのいい「紅茶」を味わいたいなら硬水という認識で大丈夫です。

 

まあ、上述のように好みになりますが、「軟水はマズいと思ったけど、硬水はめちゃめちゃウマい」ということはまずありません。

 

カドが取れて多少まろやかになる程度です。

 

とはいえ、イギリスやEU用の紅茶は硬水向けのブレンドが多いのか、おいしいものもたまにあるので、今度まとめてみます。

 

ジャンピングはムダな労力

まとめると、

「微妙な茶葉でジャンピングにこだわるよりも、茶葉の質を上げる。」

「両方試すが、その前に自分が渋みを好むかどうかを分かった上で、温度を決める。渋みが苦手なら水出し。それでもダメなら茶葉を変える。」

「硬度は劇的な変化を及ぼさないが、紅茶のクセが気になる場合のみ軟水→硬水に変える。ただし、アッサム、ダージリンイングリッシュブレックファーストは硬水の方がおいしいブレンドもある。」

ということになります。

 

我々は、「紅茶をおいしく飲むことが第一」であり、「ジャンピングが起こらなければいけない」とか「それができなければ紅茶を飲む資格がない」なんてことはないわけです。

 

なので、ジャンピングの是非よりもおいしいと思う茶葉を紹介するほうが、有益な情報になり得るのではないでしょうかね。

 

まあ、ジャンピングを再現できるようにしたところで60点が80点にはなるかもしれませんが、茶葉を変えることで60点が150点になるなら、果たしてジャンピングは重要なアクションと言えるんですかね?

 

科学的、成分的な見解は専門家じゃないので何も言えません。

 

まあ、茶葉が水中でユラユラするなら、擬似的に人間が微妙な力を加え続けて茶葉を循環させるのと、何が違うんだろう?とかは思いますけどね。

 

それに、揺らすと渋みが出る!とも言われてますが、「上下運動で旨みが出て、左右の動きでは渋みが出る」なんてことはあるんですかね?

 

とにかく、紅茶をおいしく飲むという面に関しては、ジャンピングはムダな労力だと言わざるを得ません。

 

あなたは60点を80点にするか150点にするか、どっちを取りますか?