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ストレートティーについて考えるブログ

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消費者は大きな権力を持っている

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こんにちは、tanabuです。

 

あなたは「閉店間際まで商品が溢れているお店」と「1日のうちに何度か棚がガラガラになるお店」どっちで買い物をしたいですか?

 

例えば、「深夜に行ってもおにぎりや飲み物がたくさん売っているコンビニ」と、「遅くに買い物に来たら、あまり物がないスーパー」ですね。

 

実は後者のほうが社会全体で見ると良いお店なんですよ。

 

何故か分かりますか?

 

「食料廃棄の削減に(結果として)貢献している」

「お店自体の管理が楽になるので、お客さんに丁寧に対応する時間ができる」

「品数が少ないので、不行き届きによる問題が起きにくい」

「いらない物を衝動買いするような質の低い人を相手にしていない」

などの理由ですね。

 

あなたなりに「どちらがいい店なのか?」を考えることで、日々買う物や買い物に対する考え方が変わるかもしれません。

 

少し考えてから、続きを読んでみてくださいね。

 

 物があることの意味

閉店間際まで物が残っていると安心すると同時に、あることを考えます。

 

それは「残った物は恐らく捨てられるのだろう」ということです。

 

売れなかった食品を従業員に渡すのは食品衛生法に反するようなので、原則廃棄になるとのことです。

 

つまり、「物がたくさんある=そのぶん捨てる物もたくさんある」と言えるんですね。

 

例えば、今まで食中毒や衛生の問題が取り沙汰されてきた中で、売れなかった弁当を3日間店に陳列したままにするお店はないですよね。

 

夏ならかなり短いスパンで処分しなければならなくなりますし、売れなくてもどんどん棚を入れ替えていくので、必然的に廃棄量は増えることになります。

 

こっそりやっているところもあるようですが「バレなきゃいい」とか「みんなやってる」というグレーを推奨するのは私は大嫌いなので、とやかく言えることではありません。

 

いざ明るみに出たときに、グレーなことをしていたならば弁解の余地は無いですし、そもそも店としてどうなんだと思いますね。

 

ただ例外として、缶詰や賞味期限切れ程度なら、できるだけ再利用が望ましいとされているようですが。

 

まあ、物があったほうが行きたくなるというのは分からなくはないですよね。

 

店にたくさん物があると煌びやかで見た目が良いですし、ここに行けば何でも揃うと思ってもらえる利点もありますから。

 

キャベツや玉ねぎが散在しているよりも、山積みにしてあったほうが買いたくなりますよね。

 

たった1個しか買わないとしても。

 

物がないことの意味

続いて、物がないということは「捨てる物が少ない」ということですね。

 

無駄に物を仕入れていないので当たり前ですが、廃棄以外にも利点があります。

 

小規模の店で、品数を「高いか安いかの2種類」に絞って販売している場合、お客さんも選びやすいですし、また品数の都合上管理も簡単なので、廃棄量削減にかなり有効です。

 

また、仕入れた物が出来るだけ売れればロスは少ないですし、廃棄に高くはないそうですが(聞いた話だとサンドイッチ1つあたり約2円)お金がかかるので、経費の節約にもなりますね。

 

何故物がたくさんあるとダメなのか?

では、なぜ後者の店のほうがいいのか?というと、購入はお店ではなく我々消費者の問題だからです。

 

つまり、売れるかどうかは消費者に委ねられるからです。

 

例えば、スーパーに行って買いたい物が品切れだった場合

「この店何にもないじゃん。もうここには来なくていいな。」

「おお、ここのスーパーは食品廃棄を減らすために、必要以上に仕入れないようにしているのか。素晴らしい。」

あなたはどっちの反応をしますか?ということですね。

 

言葉は違えど、恐らくほとんどの人が前者だと思います。

 

そこに店のテクニックや戦略が入り込む余地はほぼありません。

 

あったとしても「すでに買おうか迷っている人への最後の一手」くらいです。

 

その結果、品切れがほぼ起きない店に行きたくなってしまうわけですが、その店に行ったとしても店が仕入れた量を上回るほどの買い物をすることはほぼありません。

 

牛乳などは多くて10種類ほど売っていますが、だいたい買う種類は決まっていますね。

 

つまり「たくさん売れるからたくさん仕入れる」のではなく、「たくさんないとそもそもお客さんがまた来てくれない」んですね。

 

でも、コレっておかしな話ですよね。

 

お客さんが来ないからたくさん仕入れるのに、お客さんはその中の1つしか買わない、と。

 

さらにコロンビア大学の有名な研究で、6種類と24種類だと、かえって選びにくくなり、買ってすらくれなくなる、という話もあるので悪循環しかありません。

 

そこで考えたのが、「消費者が変わらなければいけないのではないか?」ということです。

 

消費者の「たくさん買わないけど、たくさんある店じゃないと行きたくない」という行動が店のあり方を左右しているならば、消費者が変わるべきではないかと考えたわけです。

 

自分がそれを意識しているかどうかに関わらず、当然買い手がいなければ商売は成り立ちませんから。

 

つまり、「消費者は、お店の命運を左右するほどの大きな権力を持っている」ということになるんですね。

 

「お店のリサーチが足りない」とか「お客さんの好みを把握できていない」という意見もあるとは思いますが、我々は買い物をする際に必ず自らの考えを優先させます。

 

いくら10万円の物が2万円で売っていても、必要なければまず買いませんし、今なら同じ値段で3個!と言っても「胡散臭い、ウラがあるのでは」と感じるわけです。

 

で、売れないと捨てるしかありません。

 

お店側のショッピング戦略マーケット戦略などは思ったほど役に立たず、良い買い物をしたいなら我々が考えを変えることが重要になります。

 

「物を買うときに最も優先される、本人の考え」を変えるということですね。

 

実際、物がなかったとしても、本当にそれが必要か?を考えると、必ずしもそうではないことが多くないですか?

 

例えば、夜勤帰りにコンビニにおにぎりが無かったにしても、あらかじめ自宅から弁当やご飯を持ってくることもできますね。

 

肉や野菜の種類が少なかったとしても、たくさん買って、結局余って腐らせたり捨てたりするほうが、お金の無駄になります。

 

1度の食事でフルコース並みに揃える必要もないですし。

 

良い時代だからこそ考える

自分は物が無かった時代は知りませんし、たくさん物があることで確かに良い時代になったのかもしれません。

 

しかし、我々もお店も食品を捨てるために購入するわけではないですし、身近な売り手がいなければ買うことすらできなくなります。

 

極端な話、小売店が潰れてネットショッピングだけの世の中になったら、Amazonが「これからキャベツ1個2000円ね」と言っても受け入れるしかなくなるわけです。

 

ブームの時に、800円のえごま油が5000円で売られていたこともありましたからね。

 

まあ、ネットショップだけになるというのはちょっとあり得ないですが。

 

とにかく、良い買い物をできるようにしていくために、自分の考えを変化させることがこれから必要になります。

 

そうすることで食料廃棄も少しずつ減らすことができますし、自分に必要な量を考えることで無駄遣いをせずに済みます。

 

最初は多少変化が要りますが、後々良いことずくめですよ。

 

くれぐれも、我々の持っている権力を間違ったことに使わないようにしましょう。