old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

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箱や缶の裏をちゃんと読んでください

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こんにちは、tanabuです。

 

突然ですが、あなたは箱の裏や缶の底、つまり作り方を見ますか?

 

料理や紅茶は作り方は自由ですが、まずは作り方をよく見ることが大事です。

 

とくに、料理を美味しく作りたい人や美味しく紅茶を飲みたい人には必須とも言えます。

 

紅茶なんかは水出しを以前からおすすめしていますが、(意外にも?)僕はちゃんとメーカーの提唱した熱湯の作り方で何度も何度も淹れています。

 

理由は後述しますが、コレ実はかなり大事でなんですね。

 

まあ結果として自分は100g程度の紅茶は最低でも2缶以上は買っていることになると思います。

 

それくらい何度も飲まないと、やっぱりどんな商品なのかは分からないですからね。

 

一般的にこの作り方がいいとされているから、という理由で書かれている物もあるとは思います。

 

紅茶では、「本人が美味しいと思うかどうかが大事ですので、人それぞれです」ということを書いている人はもいますが、せめておすすめくらいは書いてほしいですよね。

 

お客さんの行動を考える

 こんな話があります。

 

こくまろなどがまだ出る前の時期に、バーモントカレーは原料高騰のために値上げをしなければならなくなりました。

 

そのとき、ハウス食品創始者の浦上靖介は「量をそのままで値上げをするか」「量を減らして値段はそのままにするか」のどちらにするか悩んだ結果、「量をそのままで値上げをする」方を選びました。

 

その理由は、主な購買層である主婦の行動を考えたからです。

 

どういうことかと言うと、カレーは最初は給食のご馳走でしたが、カレールウが登場したことにより、家庭でも気軽に食べられるだけでなく、時短料理の代表にもなっていました。

 

なので、家庭におけるカレーは「ちゃんと作る料理」というよりは「肉や野菜を煮てルウを入れるだけの料理」だったんですね。

 

その結果どうなったか?というと、主婦はカレーを作るときに作り方をいちいち見なくなりました。

 

そこで懸念されたことが、「おそらく作り方を見ないので、量を減らしても気付かないだろう。それで主婦たちがいつも通りに作ってしまうと味が薄い、まずいと言われてしまうのでは」ということでした。

 

そういった考察もあり、量をそのままで値上げを選択した結果、特に売り上げが落ちることもなく、急場を凌ぐことができました。

 

 

 

 

原文は違いますが、だいたいこんなニュアンスです。

 

我々の周りでも「値段は同じだけど、ちょっと量が減ったかな?作り方や分量を再確認しよう。」とはならずに「味が落ちた、もう二度と買わない。」となってしまう人はいますね。

 

消費者は作り方を見ないことによって、損をするところだったわけですね。

 

実際ハウスがここまで考えていなければ、バーモントカレーは過去の食品になり、消えていた可能性すらあります。

 

 読むことの大切さ

これに似たことは周りでもよく起こっています。

 

例えば、キャンベルのチキンヌードル。

 

あれは、中身+1缶ぶんの水で煮ると書いてありますが(それだと少し薄いくらいですが)、amazonのレビューなどでは塩辛いという意見もあるので、おそらく作り方を読んでいないのでしょう。

 

自分は結構好きですし、チキンヌードルは好みが分かれると思いますが、「そもそもの味が苦手」と感じているのに、「塩辛くて美味しくない」とレビューに書く人はいないでしょう。

 

紅茶でもありますね。

 

先日フォションのことに関する記事を書きました。

tanabu.hatenablog.com

量販モデルのフォションダージリン

one spoon per cup (250ml)

4〜5minutes

とあります。

 

対して高島屋のモデルは水量の指定はなく、3(〜5)minutesとしか書いてありませんでした。

 

抽出時間の違いは販売地域の水質のせいなんでしょうか。

 

もしくは高島屋がインペリアルF.O.P、量販モデルがインディアンF.O.Pと名前が違うので、ブレンドの違いの可能性も大いにあります。

 

味は、どちらも美味しいですが量販モデルの方が僅かに甘さ控えめといったところでしょうか。(気温や分量にもよるのではっきりとは言えませんが。)

 

ここでは量販モデルで話を進めていきます。

 

紅茶のカップ1杯を検索するとだいたい150ml〜200mlと出てきますが、缶を読まずに170mlあたりで淹れた場合、濃く出てしまい美味しく感じられない可能性は十分にあります。

 

茶葉が少なくて美味しくなることはありますが、多いと渋みのせいで味が分からなくなり、まずく感じる可能性も出てきます。

  

作り方を守るのが近道

よくサッサッと塩や胡椒をふり、目分量で料理を作るのがカッコいいみたいなことを言う人はいますが、それは「ちゃんとした作り方を習得してから」の話です。

 

うまくいかなかった料理をどう処理するかを楽しみたいなら別ですが、ヌードルや紅茶のひと手間くらい守れないのに、何行程もある料理を目分量で作るのは難しいです。

 

それも「悪くないレベル」じゃなくて、「美味しくできたよと出せるレベル」の話です。

 

作り方を見たり分量を事細かに計量したりするのは、自分も以前はダサいと思っていましたし、そこまでやる必要はないと思っていました。

 

しかし、レシピを確認してだいたいの方向性をつかむことで「塩が足りない」とか「ダシが薄いせい」などが圧倒的に把握しやすくなるんですね。

 

分かりやすく言えば「うまくいかなかった原因の発見が容易になる」ということです。

 

分量も適当で加熱時間や火の強弱すらも守らなければ、美味しくない原因は少なくとも3つ以上になるわけです。

 

しかし、和風ダシが無く洋風ダシを代用して意外と悪くなかったというなら、そもそものレシピ自体がアタリですし、原因は1つなので次に美味しく作れる可能性は上がりますね。

 

そこで初めて「野菜と一緒に肉を炒めると美味しくなるかも?」とか「カレーには酸味のあるトマトを入れるから、同じく酸味のある白ワインを入れるのもアリかな」となるわけです。

 

美味しくなるポイントも見つけられるはずなので、凄惨な失敗をする確立も減りますね。

 

最後は料理の話になってしまいましたが、料理に限らず紅茶を淹れるときも、まず作り方の通りにやってみてください。

 

それによって結果的に紅茶を選ぶ目を養うことにも繋がります。

 

「手探りで美味しい作り方を探して20点〜60点をずっと行き来するか」「基本の方向性が定まってから70点以下にはならない中で、残りの30点を探すか」のどちらを選ぶかですね。