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ストレートティーについて考えるブログ

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水出し紅茶とリスク

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こんにちは、tanabuです。

 

紅茶についての話が多いですが、たまにはマインドセット的なことにも触れておこうと思います。

 

日本人は権威に弱いとか、ブランドに弱いというのはよく言われています。

 

大手だから安心とか老舗企業だから安全という話ですが、実際は一部の大企業や飲食店がウラで不正をしていました。

 

過去にはテレビで納豆がダイエットに良いと紹介されましたが、実は捏造だったこともありましたね。

 

まあ、伊勢エビとバナメイエビの区別がつかないとかは、食べる側にも責任はあると思いますが。

 

で、こういった「エラい人やその業界の人(orで長い人)が言っているんだから、正しい」という認識で疑いもしないことを、思考停止と言います。

 

私の尊敬する方や教えを説いてくれた方も仰っていますが、これはかなり危険です。

 

自分で考えないわけですから、人によっては一生騙され続けるかもしれませんし、それによって大金を失うかもしれません。

 

もちろんためになる内容を権威が発信するのは、OKだと思います。

 

例えば、読書する子としない子の成績の推移についてとか。

 

事実や根拠があればいいわけです。

 

なので、全てを疑ってかかるべきというのではなく、信用する前に少し考えることが大事なんですね。

 

どっちが正しいのか?

紅茶でもこんな話がありました。

 

とある紅茶専門店の投稿で(叩き目的では無いので、名前は出しません)「水出し紅茶が危険!、紅茶は高温殺菌のために熱湯で淹れることが前提なので、水出しだと菌が死なない」という話でした。

 

水出し否定派をまとめますと

「食中毒予防のために加熱するべき」

「途上国は不衛生なので、菌が増殖している」

「不衛生なまま輸入されるのは、加熱が前提だから」

「水出しは雑菌が増えるのに最適な環境」

ということですね。

 

いっぽう水出し肯定派(自論が入ってますが)は

「そもそも茶葉が汚染されていればどんな淹れ方をしても危険」

「洗っていない手や容器の方がリスクに繋がる」

「紅茶には空気をたくさん含んだ水道水を使うのだから、嫌気性菌は死ぬはず」

「紅茶のカテキンは殺菌作用があるから、菌は繁殖しづらいのでは」

ですね。

 

まあ、不衛生なまま輸入されるというのはちょっと違うような感じもしますが。

 

文面だけだと、どちらも分からない話ではないですよね。

 

実際あり得ないとは言えないわけです。

 

しかしここで大事なのは、どっちが正しいか?を議論するより、リスクを承知の上で自分に合った方を選ぶということです。

 

今はネット上でいくらでも虚飾できるので、信用を得るために「現地に行って調達してるので大丈夫です!」とか「自分でブレンドしてるので安心です!」と言うのは、嘘の可能性もありますよね。

 

ネット上で、高いバッグや高級店で自撮り三昧のエセ金持ちもいるくらいですから。

 

こんなに高いお店ばかり行ってるから、きっとお金持ちなのは本当なんだ!と思わせるためです。

 

紅茶に関しても、実際インドとかはあまり衛生的でないという話も聞きますし、安全と言われている日本ですら虫の混入はありますからね。

 

どんなことにもリスクはある

どんなことでもリスクはありますね。

 

自撮りにも、芸能人でもない人がイタい姿を世間に晒すというリスクはありますよ(笑)

 

熱湯で淹れたから大丈夫!なんて思っていても、菌の毒素が残っていれば殺菌しても食中毒になります。

 

もしくは容器が汚かっただけで茶葉に問題はないのに、食中毒になることも考えられます。

 

ならば、これには○○というリスクが、それには△△というリスクがある、というのを知った上でどちらが良いのか、を考えるべきじゃないですかね。

 

「子供や体の弱い人は、食中毒になることがリスクに繋がるので水出しを避ける」とか、「味自体は3の次くらいでいいから、殺菌した冷たい紅茶が飲みたい」なら、氷で冷ますとか方法自体はいくらでもありますね。

 

全ての人に当てはまって、かつ納得させられる方法なんておそらく存在しないので、リスクを知った上でどの要素を捨てるかは、自分で見つけるしかないわけです。。

 

どんなリスクがあるか

冒頭で述べたように「エラい人やその業界の人が言っているんだから、正しい」というのは、思考停止に陥ります。

 

今回の話も「紅茶専門店の人が言っているから正しいんだろう」という盲信はいけないわけです。

 

実際いろいろなブログやサイトで、上記の内容に感化されたのか、同じようなことを書いている人はいますからね。

 

また、後に紅茶メーカーが大反論したらしいですが「他の大手紅茶メーカーが風評被害だと言ってるから違うんだろう」というのも、短絡的です。

 

大手紅茶メーカーだって安い茶葉を買っているところもあるでしょうし、全てのメーカーが工場の隅々まで検査してるかと言うと分かりませんね。

 

つまり、思考停止にならないために、誰が正しいのか?というよりも何が自分にとって正しいのか?を明確にすることが必要です。

 

ただ叩くのではなく「そういう可能性もあるよね」とか「安い茶葉だとそういう環境でもおかしくないから、買わないようにしよう」という考えが大事ということですね。

 

不衛生なのが嫌だったら、ちゃんとした物を買うのが正しいですし、何年も食中毒になったことがないから自己責任で水出しもOKというのは、本人にとっては正しいわけです。

 

もちろん信頼できる情報を集めた上でということになりますが、実際現地でどうなっているかなんて知りようがありません。

 

まあ、不安を煽るために発信しているモラルの低い人もいるかもしれませんね。

 

思考停止していると、「原因が何か」「何が正しいのか」を考えなくなります。

 

食中毒の原因が茶葉にあったのか器具にあったのかを考えずに、水出しは危険だ!というと確かに食中毒にはなりませんが、美味しく紅茶を飲む機会を失います。

 

冷たいのが飲みたいけど、そもそも紅茶じゃなくてもいいというなら、水出し紅茶を飲まなければいいわけですし。

 

簡単にシャットアウトしてしまわずに、少し考える習慣をつけると、騙される可能性も減りますし、何を信じればいいか分からない常態を脱することができますよ。

 

PS

 

今回の紅茶専門店も後に、訂正やお詫びをしていますね。

 

自分の商品を売るために、他の業界の問題点を指摘するのは全く問題ないと思います。

 

実際、綺麗事ばかりで食中毒になるような物を売るよりも、こういうのを選んではイカンと教えてくれる方が、お客さんとしても助かるんじゃないですかね。

 

ただ、根拠に乏しかったのと噂で聞いたレベルの確証のない話を公にしてしまったのが問題だったわけです。

 

それをどう判断するかは見る人次第ですが。 

 

ただ話を見聞きして、「あの店はクソ」というモラルの低い人にならないように注意してくださいね。