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ストレートティーについて考えるブログ

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紅茶を淹れる温度の絶対的解

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こんにちは、tanabuです。

 

私は今までの記事で、何度も水出し紅茶をおすすめしてきました。

 

よっぽど何か狙いがない限りまずハズレのない淹れ方だと思いますが、水出し紅茶でも注意点がいくつかあります。

 

普通の紅茶は、抽出時間はせいぜい長くて5分、茶葉を味わう淹れ方だとしても、10分ですね。

 

対して水出し紅茶は、短くても一晩は置かなくてはいけません。

 

ちなみに私は24時間を推奨しています。

 

その理由は2つあります。

 

美味しいのは24時間

まず1つ目は、味の問題ですね。

 

結論から言うと、24時間置いた方が美味しいです。

 

半日だと薄いことが多いので「紅茶っぽい何か」でいい人はいいかも知れませんが、できれば美味しい状態で飲みたいですよね。

 

また、今までの経験上「短い方が美味しい」とか「長時間置くとエグ味が出てくる」ということは一度もありませんでした。

 

茶葉を2倍、3倍にすると少しエグいような気もする品種もありますが、普通はやらないと思います。

 

ですので、置きすぎて濃くなりすぎないか心配とか、苦みは出ていないかを気にする必要はないということですね。

 

ただ、温度管理には気を付けてください。

 

水出し紅茶は基本的には、冷蔵庫で抽出するほうが美味しいです。

 

常温(15度から20度くらい)で抽出した場合は少し渋みが出てきますし、冷蔵庫よりも多少短くしないと無視できない渋さが出てくる茶葉も結構あります。

 

冷蔵庫 旨味:渋み=9:1

常温     旨味:渋み=7:3

といったところでしょうか。

 

感じ方には個人差がありますので、常温の水出しの方が紅茶らしいと言う人もいるとは思いますし、それに渋みとはいってもエグ味と感じるほどではないので、一度試してみるといいかもしれませんね。

 

一つの参考までにどうぞ。

 

味が変わる

2つ目は、味の感じ方の問題です。

 

24時間が良い理由としては、冷たいまま飲んでもしっかり味がする濃さが24時間だからです。

 

どういうことかと言うと、冷蔵庫から出した直後はかなり冷たいせいで、味がよく分からないんですね。

 

味を感じにくい状態で、さらに半日しか抽出していない薄い紅茶は非常に物足りないので、24時間は置きましょう、ということです。

 

味がよく分からなくなるのは、味蕾が鈍るせいなんでしょうか。

 

周囲の環境で味覚は変わるそうなので、そのせいかもしれません。

 

気圧や慣れない環境で舌が鈍るため、飛行機の機内食は味が濃い、というのは有名な話ですね。

 

24時間置くと味はしっかり抽出されるのですが、冷たいものが苦手な人もいるはずなので、少しお湯を足すとか温かい部屋においておくといいかもしれません。

 

 ただ、冷たい時と常温の時で微妙に味が変わるので、冷蔵庫から出した直後に「あれ?」と思っても少し待ってみるといいと思いますね。

 

かなり冷たい状態でも美味しいには美味しいんですが、アッサムのような濃い茶葉は、ぜひ室温を一度は試してみてほしいですね。

 

ミルクティーより全然美味しいですよ。

 

このように水出し紅茶は、時間さえかければ余計な作業もいらない、素晴らしい抽出方法なんですね。

 

水出し紅茶のグレードアップ

水出し紅茶は優秀ですが、これだけだとまだ足りません。

 

せっかくなので、細かいところにも気を配りましょう。

 

茶葉の量

 まず水出し紅茶の茶葉の量ですが、180〜200ccあたりにティーメジャー1杯がおすすめです。

 

CTCだったり、茶葉が大きかったりしてもこの分量で大丈夫です。

 

低温だと渋みはあまり出てこないので、多少茶葉が多かったところで、エグ味や雑味にはなりません。

 

ポットの形状

ポットの形状も実は結構大事です。

 

例えば、ハリオのワインボトル型ポットや透明な水筒型ポットなど、縦型ポットはおすすめしません。

 

CTCの場合

何故かと言うと、CTCの場合はほぼ沈んだままになるので、よく抽出されないからです。

 

かき混ぜてもすぐに沈みます。

 

生物の授業を受けたことがある人は分かりますね。

 

浸透圧で成分は濃い方から薄い方に移動しますが、沈んでいると下だけ異様に濃くなります。

 

周りが濃くなると、それ以上はあまり抽出されなくなるので、24時間後かき混ぜても、紅茶全体としては薄いものが出来上がってしまうんですね。

 

それが、茶葉の味が分かるか?美味しいか?と言われれば…です。

 

もしやるとしたら、計24時間、数分おきにかき混ぜ続けることになります。

 

ルースリーフ・ブロークンリーフの場合

こちらはCTCよりはマシで、沈む茶葉と浮遊する茶葉に分かれます。

 

少しずつですが茶葉が循環するので、動きはある方です。

 

ただ、やはり下に沈みやすいです。

 

割合だと、上に3下に7くらいでしょうか。

 

こちらの問題は茶葉の大きさです。

 

下に沈んでいる茶葉も、循環して上下運動はしますが、茶葉が大きいせいでほんの一部しか循環できていないんですね。

 

底はふやけた茶葉で、身動きが取れない状態です。

 

そうすると、下だけが濃くなるせいで同じような結果になります。

 

CTCほどはすぐ沈まないので、数時間おきに計24時間かき混ぜることになります。

 

ただ、実際はそういうわけにもいかないのでCTC、リーフ共に丸型のポットがおすすめです。

 

広い範囲に茶葉が配置されるので、濃さが偏りにくくなり、味がよく抽出されます。

 

加えて丸型は茶葉が循環しやすい形状だそうで、水出し紅茶においてボトル型にするメリットはほぼありません。

 

ボトルは入れ替えた紅茶を持ち歩く用にした方がいいということですね。

 

砂糖やミルクは足さない 

 砂糖やミルクは足さないほうがいいです。

 

個人の自由だと言われればそれまでですが、渋くない紅茶に砂糖を入れても紅茶本来の味を感じにくくなるだけで、美味しくはなりません。

 

ミルクも同じです。

 

アッサムでさえ、水出しはミルクに負けます。

 

やはりこの2つは、渋みのある紅茶に入れるのがおすすめです。

 

賛否両論あると思いますが、水出しが熱湯より美味しいというのは、間違いないですね。

 

時間はかかりますが、ポットに茶葉を入れるだけの簡単な水出し紅茶、試してみてはいかがですか?

 

面倒な作業もありません。

 

かなりおすすめですよ。