old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

20180421162403

ミルクティーの茶葉はイングリッシュブレックファーストが絶対におすすめな理由

f:id:ironsides:20180406222859j:plain

こんにちは、タナブです。

 

紅茶が飲まれるようになってから、随分と経ちましたね。

 

1770年代当時のハンコックも、ミルクティーを飲んでいたんでしょうか。

 

商人だったらしいので、紅茶を船に積むときとか、茶葉の選定のために飲んでいたかもしれませんね。

 

確かめる術はないですが、当時の紅茶と今の紅茶がどう違うのかも気になりますね。

 

それはさておき、結論から言うと、イングリッシュブレックファーストがおすすめな理由は「砂糖・ミルク用のブレンドだから」です。

 

この記事はイングリッシュブレックファーストがメインなので、「砂糖なしのミルクティーの作り方」とか、「作ったミルクティーが薄い・味気ない」とお悩みの方はこちらをどうぞ。

 

 

tanabu.hatenablog.com

 

 

さて、巷では「アッサムやダージリン、ルフナがミルクに合う」とされていますし、場所によっては全ての茶葉をミルクティーに合うとしているところさえあります。

 

が、ベストな使い方ではありません。

 

なぜベストでないかというと、紅茶のうまみでなく、渋いという点を無理やり利用して作っているからです。

 

加えて1種類の茶葉で作るミルクティーというのは味が単調になりやすく「ミルクの後味に渋いだけ」になってしまうんですね。

 

砂糖を入れないと、かなり物足りないです。

 

一方、「紅茶の味もしっかりするし、口に含んだ時から飲み込む時までずっと味がし続けるミルクティー」が飲みたいならイングリッシュブレックファーストです。

 

簡単に言えば「もう既にミルクティー用の美味しいブレンドがあるんだから、それを使ったほうがいいよね?」ということですね。

 

まさにミルクティー用の商品です。

 

2種のミルクティー

世界の紅茶消費の90%がミルクティーであり、紅茶の歴史を語る上では欠かせないのもミルクティーですが、実はミルクティーには2種類あります。

 

「プラスのミルクティー

「マイナスのミルクティー

 

です。

 

勝手な分類ではありますが、「プラス」とはどういうことかと言うと、「紅茶の足りないところを補い、加点するミルクティーということです。

 

特濃のミルクを使い、ミルクの味がしながらも紅茶だとはっきり分かる味がするミルクティーです。

 

この特徴は、プラスにプラスを足しているという点です。

 

イングリッシュブレックファーストって不思議な紅茶で、少々甘みがあるんですよ。

 

硬水で淹れたり、塩ひとつまみを入れてから紅茶を作ると分かりますが、ほんのり甘いんです。

 

まあ、糖分は入っていないので甘さと取れる香りですね。

 

人によってはこっちのほうが好きという人もいるかもしれません。

 

冷めるとやはり渋いのは相変わらずですが。

 

で、このイングリッシュブレックファーストにミルクを足すと渋みが和らぎ、しかも前述の香りがミルクの甘みと非常に良く合うんですよね。

 

だから美味しいんです。

 

最初はミルクの甘みかな?と思ったんですが、特濃のミルクを飲んでもそこまで甘くないんですよ。

 

甘いには甘いんですが、出来上がったものとはちょっと違うんですよね。

 

しかも紅茶を足したぶんミルクは薄くなっているはずなのに、足す前より甘みが強くなっている感じさえして、正直驚いています。

 

例えれば1+1が2ではなく3とか4になって、新たな味が生成されたという感じですね。

 

わざわざ作る甲斐のあるミルクティーになります。

 

対してマイナスのミルクティーとは、「渋すぎる、口に合わないといったマイナスのものをゼロまで持っていくミルクティー」を言います。

 

よく「ハチミツを入れると、飲みやすくなりますよ♪」

「コクのある深い味わいと、カラメルを焦がしたような…」

とか言われますが

「甘さを足さないとあまり美味しくないんじゃない?」

「それって苦いのとどう違うの?」

となるわけです。

 

こちらは、うまく入らなかった紅茶に対する救済措置とも言え、マイナスがゼロ付近になることはあってもプラスになることはありません。

 

前述のダージリンとかアッサム、ルフナを単一で使うとこうなります。

 

そもそもアッサムとかルフナは「ミルクに合う」というよりは、「味が強いからミルクを入れても味がする」だけなので、完成度は低いです。

 

もし余った茶葉でミルクティーを作るとしたら、同じ種類のメーカー違いの茶葉を混ぜるのではなく、違う種類の茶葉を混ぜたほうがいい味になりやすいです。

 

トワイニング、クリッパー、リプトンのアッサム」のように3種とも同じ茶葉を使うのではなく、「ケニア、アッサム、ニルギリ」のように違う味の茶葉を使おうということですね。

 

また、美味しいミルクティーでは特濃を使いますが、普通の牛乳で作ると薄いミルクティーになるので注意してください。

 

その辺も冒頭の記事に書いてあります。

 

ぜひ熱湯で

では、具体的にイングリッシュブレックファーストを淹れていくわけですが、熱湯がオススメです。

 

ミルクティーにする場合は沸騰した熱湯が一番ですが、ストレートで飲む場合は80℃くらいがオススメです。

 

まあ、全てのイングリッシュブレックファーストがそれに当てはまるわけではないですが、幅広い価格帯で美味しく淹れることができます。

 

ティーバッグ25個入り300円のものから、200g1400円あたりまで無数の種類がありますが、普通に手に入る範囲のものならばこのやり方で大丈夫です。

 

反面、水出しでもそこまで味が変わらない上に(水出しの割には)渋みがあるので、熱湯以外が向かない珍しいブレンドですね。

 

軟水で淹れる場合

ストレートで飲むために軟水で淹れる場合は、塩をひとつまみ入れるのがオススメです。

 

精製塩ではなく、粗塩をつかわなければなりません。

 

どのくらいかは不明ですが、おそらく硬度が上がるんでしょうね。

 

ちなみにコントレックスエビアンと同じ硬度にして作った紅茶が同じ味にならないように、おそらくミネラルの種類によって紅茶が美味しくなるかが変わるんでしょう。

 

甘みは多少の塩分があったほうが引き立てられるとよく言われますが、塩分と分かる味はしない上にほんの数粒なのでその可能性は低いかなと。

 

塩に含まれるミネラルと紅茶は相性が良いのかもしれませんね。

 

やり方としては、軟水(水道水ですね)200ccに700cc〜750ccの熱湯を加えるとだいたい80℃程度になるので、それでコジーかタオルを巻きつつ5分待てばOKです。

 

時期によって水の温度が変わるので、冷蔵庫で冷やした水を使うといいです(その場合は750程度がオススメ)。

 

冬は750cc、それ以外の季節は700cc前後にすると水道水の温度変化ぶんを補えるでしょう。

 

塩はお湯を入れる直前、茶葉と一緒に入れます。

 

(お湯が最後なら順番は何でもいいですが)水→茶葉・塩→お湯の順で入れると思いますが、ポット全体の温度を均一にするために、お湯を入れた後に多少混ぜるのがベターですね。

 

混ぜるとエグみが出やすいとよく言われますが、混ぜると濃さが上下にバラけるからより味が出るだけなので、混ぜても大丈夫です。

 

そう、味がより出ているだけなんですよ。

 

ただ、絞ったり潰したりするとさすがにエグくなってくるので、茶葉に直接力を加えるのは良くないということですね。

 

硬水で淹れる場合

硬水で淹れる場合も軟水とほぼ勝手は同じですが、手軽さを求めるなら軟水+塩でも十分だと思います。

 

ただ、硬水を80℃で淹れるとパンチが弱いので(元からそこまでパンチは強くないですが)、沸騰直後の熱湯で5分ほど淹れるのがオススメです。

 

ミルクティーにする場合

レシピをどうぞ

 

材料 (900cc分)

茶葉:リーフ、ティーバッグを本来の濃さの2倍ぶん

軟水:600cc

特濃牛乳:300cc

 

作り方

step1

保温できるガラスポット等にティーバッグを入れる。沸騰したお湯を注ぎ、タオルやコジーをして5分抽出する。

 

step2

別のポットか容器に牛乳をあらかじめ入れておき、紅茶を注ぐ。

 

ここまで。

 

これで砂糖を入れなくても十分に美味しいミルクティーができます。

 

硬水でも悪くはないですが、そこまで手間をかけた割には…というのが正直なところで、軟水でも十分です。 

 

ちなみに、特濃のミルクは牛乳ではなく乳飲料だそうで、普通の牛乳よりお腹が緩くなりにくい感じがしますね。

 

専門家ではないので断言はできないですが、温かいのも手伝って随分飲みやすいとは思いますね。

 

ミルクティー、ぜひ挑戦してみてください。

 

ここまでで終わりですが、興味のある方は先をどうぞ。

 

オマケ:ケニア

紅茶って買うまで中身が分からないですよね。

 

だからこそ、こうやって色々紹介するのが大事だと思うんですが、その中でも特に注意が必要なのが「メルローズイングリッシュブレックファースト」ですね。

 

冒頭の記事の最後にも書いているんですが、イングリッシュブレックファーストに砂糖やミルクを足したくなる味を作っているのはおそらく「ケニア」なんですよね。

 

しかし、このメルローズにはケニアが入っていないんですよ。

 

もしかしたら入っているのかもしれませんが、スリランカとかインド産のケニアってあるんですかね?

 

入っていたら原材料名に書かれているでしょうし、とにかくケニアっぽい味はしないんですよね。

 

メルローズの物は普段飲み慣れているミルクティーとはちょっと違う仕上がりになるので、注意が必要ですね。

 

もしミルクティー用に茶葉を買う場合はケニアが入っているかどうかをリサーチしてみてください。

 

また、日東紅茶とかリプトンのイエローラベルにミルクを入れるとなかなか美味しいように、セイロン(スリランカと同義)が入っているかも大事です。

 

自分でミルクティー用にブレンドする際は、ケニアとセイロンをベースに試行錯誤するといいかもしれません(まあ、セイロンもブレンドなんですけどね)。