old reliable tea

ストレートティーについて考えるブログ

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失敗しない紅茶の淹れ方① 「ダージリン」

こんにちは、tanabuです。

 

紅茶の歴史は色々な人がまとめていますので、今回は飲み方の話をします。

 

紅茶の品種で、ダージリンというのは聞いたことがありますか?

 

ダージリンは紅茶の中でもかなり種類が多い品種です。

 

「紅茶のシャンパン」とか「世界三大紅茶の一つ」であるとかは、聞いたことがあるという人もいるかもしれないですね。

 

アールグレイダージリンが使われていることが多いです。

 

ただ、ダージリンは淹れるのがなかなかめんどくさいお茶です。

 

その上、ミルクティーにもあまり向いてない茶葉だと思います。

 

美味しい紅茶を淹れる上で茶葉の特徴を知っておくことは大事です。

 

紅茶を買うとき、またどう淹れたらいいか分からないときに、ダージリンはこういうものなのね、ということの参考にしてください。

 

さて、ダージリンの特徴と淹れ方とは?

 

特徴1.季節による違い

ダージリンはだいたい3種類に分けられます。

 

1.春摘みのファーストフラッシュ

2.夏摘みのセカンドフラッシュ

3.秋摘みのオータムフラッシュ(もしくはオータムナル)

です。

 

基本的にダージリンとしか書いてないものはセカンドフラッシュであることが多いです。

 

自宅にあった「ただのダージリン表記」は全てセカンドフラッシュでした。

 

他の茶葉でもあるかもしれないですが、そこまで詳しい文献がありませんでした。

 

ファーストフラッシュ

ファーストフラッシュは、(ちゃんと淹れた)緑茶のような味わいがあります。

 

草のような味、とか青臭いと表現している人もいますね。

 

そのため、普通の紅茶をイメージして飲むと、違和感を覚える人もいると思います。

 

熱湯で淹れると、緑茶でもなく紅茶でもないどっちつかずの味になるので、水出しから淹れてみることをオススメします。

 

グラグラ煮出して渋くして、砂糖たっぷりでない限り、ミルクティーにしても美味しかった経験がありません。

 

ミルクティーなら他の茶葉がいいです。

 

セカンドフラッシュ

次に最も手にする機会の多いと思われるセカンドフラッシュです。

 

手に入り易くかつ有名なのは、英国仕様のTWININGやテイラーズオブハロゲイト、AHMAD TEAなどですね。

 

どうしてもミルクティーにしたいなら、このセカンドフラッシュでしょうか。

 

セカンドフラッシュは、マスカテルフレーバーというのが味の特徴として挙げられます。

 

マスカテルフレーバーについては、おそらくこちらが最も説得力のある文献だと思われます。

http://liyn-an.jp/wp/archives/217

 

「マスカットのような味と香り」ではなく、「モ(マ)スカテル赤ワインのような味と香り」ということですね。

 

ジュースのような甘い香りのするストレートの紅茶は、今のところ幻想です。

 

注意してほしいのが、安い茶葉だとそこまではっきりモスカテルの味が分からない、という点です。

 

有名な品種なだけあって、種類やメーカーは非常に多いですが、その分美味しいものとそうでないものが、はっきりしている感じはします。

 

特にFAUCHONのダージリンF.O.Pは絶対に飲んでおくべき一品ですよ。

 

このフルーティーさは他の物にはなかなか見られません。

 

もちろん水出しです。

 

ワインを熱々にして飲むことはあまりありませんね。

 

ならばそれに倣い、上質なモスカテルの味を楽しみたいなら、水出しがオススメです。

 

ワインの渋みはアクセントになりますが、紅茶の渋みはフルーティーな美味しさと競合する場合がありますので、熱湯で淹れる際はご注意を。

 

 オータムフラッシュ

 オータムフラッシュはなかなか手に入らないですね。

 

紅茶専門店に行っても、注文になりますと言われたことが何度かありました。(今はどうか分かりません。)

 

普段手に入るのは、おそらく(専門店でなければ)ほぼ春摘み夏摘みなので、まあそういうのも中にはある、くらいの認識でいいと思います。

 

飲んだことがないものを、「深いコクが〜」とか「濃厚な味わいで〜」とか言う悪質なアフィリエイターみたいにはなりたくないので(笑)

 

特徴2.温度が重要

ダージリンにおける温度管理は、かなり色々な話がでています。

 

100度で3分とか、95度で5分とか。

 

もちろん水出しが一番美味しいと思いますが(笑)

 

で、極端な話、本人が美味しいと感じればそれでいいのですが、美味しいの定義も人それぞれありますよね。

 

味が濃い目が美味しいという人もいれば、何も入れないおかゆが美味しいという人もいますので。

 

そこで温度管理の目安としては、

「紅茶」という飲み物自体を楽しみたいなら、沸騰直後で短時間(薄め)

ダージリン」という飲み物を楽しみたいなら、温度低めで長時間(濃いめ)

がオススメです。

 

紅茶を楽しみたい場合

実際にやったことがある人なら分かると思いますが、規定通りにやると、薄いとか悪くはないけど渋い、ということが多いです。

 

徐々に好みに合わせてね、ということかもしれません。

 

また基本的に渋みの元になるタンニンは、高温の方がよく抽出されるので、短時間にしないと、味も濃くはなりますがそれ以上にかなり渋くなります。

 

FAUCHONのダージリンはとても美味しいですが、それを以ってしても渋みで台無しになることがあります。

 

そのため、(普通に手に入る範囲で)沸騰直後の温度では、フルーティーな味わいや甘みには、あまり期待しない方がいいと思います。

 

ただ、50gで7000円のとかは分かりません。

 

なかなか手に入らないですし。

 

まぁ好みではありますが、薄めが適するタイミングとしては、午後にゆったりと本を読みながら飲むときとか、一息つきたいとき、運動中の飲み物が欲しいときとかですね。

 

この淹れ方が必要な場面も少なからずある、ということです。

 

ダージリンを楽しみたい場合

前提として、茶葉の味が分かる=美味しいとして話を進めていきます。

 

水出しが一番美味しく飲めると思います、だとつまらないので、ダージリンという茶葉を楽しみたい場合は、少し冷ましたものがいいです。

 

これも好みですが、90度(からだいたい88度)あたりで10分ほど抽出する「そこまで渋くなく、茶葉の持ち味のよく分かる」紅茶になります(人によっては少し濃いかもしれません)。

 

やり方としては、だいたい18度の室温ならば、1200ccのお湯をやかんで沸騰させた後に、10分放置します。

 

その後、ポット(今回はガラスポット)を温めずお湯を注ぎます。

 

10分ほど蒸らしたら、完成です。

 

コジーはちゃんと使ってくださいね。

 

この瞬間、ポットにお湯を入れたときに温度が何度か下がりますが、それでようやく90度程度になります。

 

まあ、前述の100度とは言っても、高い所から注げば外気に触れるなどして、95度くらいにはなるわけです。

 

ですので、美味しかった温度は何度か?を一度ちゃんと測ってみることをオススメします。

 

そうすることで、いつも美味しい紅茶を飲むことができますね。

 

特徴3.ストレートが前提

淹れ方は、多少冷ました方がいいとして、量も大事ですよね。

 

よくティーカップ1杯(普通は180ccくらい?)につき、ティーメジャー1杯(だいたい2.5g)と言われていることがありますね(茶葉の大小はあるので、これも一度測るといいと思います)。

 

およそ1000ccならば、ティーメジャー6杯ということになります。

 

が、これは茶葉が多すぎることがほとんどです。

 

濃すぎるんですね。

 

一体何故かというと、この量はおそらくミルクティーの比率だからです。

 

今は世界の紅茶消費の90%以上がミルクティーと言われています。

 

なので、「紅茶の美味しい淹れ方は?」と聞くとミルクティーの比率を言う人が多い可能性が高い、ことになりますよね。

 

我々も、お互いの考えが食い違うことがあるじゃないですか。

日本茶の美味しい淹れ方は?」と聞かれて、「80度くらいがいいよ!」と煎茶のつもりで答えたものの、相手が持っていたのは実は玉露(玉露は60度が美味しい)だった、とか(笑)

 

おそらく比率は、イギリスの人が何十年か前に言い始めたことのはずですし、またイギリスで主流なのはミルクティーだそうなので。

 

実際私の知り合いでも、紅茶は好きだけどミルクティー以外はほぼ飲まない、という方もいます。

 

あくまで今回のダージリンは、ストレートで飲むことが前提です。

 

ちょうどいい量の目安

ダージリンをストレートで飲む場合はどのくらいがいいかと言うと、250cc前後にティーメジャー1杯を提案します。

 

今回測って、「テイラーズオブハロゲイトのダージリン」をティーメジャー3杯半、お湯830cc、90度、10分でだいたい望む味が得られたので、そんなに悪くはないかな、と。

 

あまりいいダージリンに巡り会えなかった人は、もしかしたら淹れ方に問題があったかもしれませんね。

 

もし「紅茶ってあまり美味しくなかった」という経験がある人は、試しに一度やってみてもいいと思います。

 

驚くような発見があるかもしれませんよ。

 

 また、一般的に硬水か軟水かと言われていますが、例によって、

ダージリンそのものを味わいたいなら軟水

バランスの良い紅茶を味わいたいなら硬水

です。

 

理想の飲み方を見つけるために、是非試してみてくださいね。